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2月24日のFX(ドル円)の見通し

1.23日は経済指標発表後にドラマが…

 23日(木)は、東京市場が休場になっていました。それでも朝の段階で一旦は135円にチャレンジしました。しかし、135円付近の壁は高いことから、134円95銭付近まで上昇しても、134円70銭付近まで下降しました。

 お昼過ぎからは、徐々に上昇を続け、22:30 米国 10-12月期四半期コアPCE・改定値(前期比年率) 予想 3.9% 結果4.3%、10-12月期四半期GDP個人消費・改定値(前期比年率) 予想 1.9% 結果1.4%、前週分失業保険継続受給者数 予想 170.0万人 結果165.4万人、10-12月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(前期比年率) 予想 2.9% 結果2.7%、前週分新規失業保険申請件数 予想 20.0万件 結果19.2万人 の発表後は135円35銭付近まで上昇しました。

 しかし、24:00のオプションNYカットを挟んで急降下していき、一時は134円50銭付近を付けましたが、結局は134円75銭付近で1日を終えました。米国の長期金利の上下動も大きかったですね。

2.今日のこれからの相場(米国PCE発表前まで)

 今日は、日本のCPIの発表日でした。概ね予想通りでしたが、下振れなのではないかという予想があり、朝から大幅に下降していました。一時は134円30銭まで行ったくらいです。その後は、9:30から国会の衆議院で日銀総裁候補の植田氏による所信聴取がありました。仲値の時間帯にも重なり一時は134円05銭付近まで下降しました。

 その後は、一転して134円90銭付近まで上昇しました。質疑応答とチャートの動きが合っていない気がしたのですが、大きな値幅でした。14:40現在では134円60銭付近です。

 4時間足チャートを見ると、上昇ラインと下降ラインがぶつかって、下にはみ出ていることが分かります。つまり、やや下降気味の状況です。135円の壁は厚く、実際に高値も切り下げてきています。植田氏の会見でハト派の内容が述べられても大きく上昇することはありませんから、基本は下降になっているのかもしれません。ただ、それも米国の経済指標次第ですが。

 今日もポイントの1つ目は、134円80銭~90銭付近の抵抗帯を上抜けするか反発するかだと思います。おそらく今日の通常時では、上抜けできない気がします。米国長期金利が3.871となり、3.9を割っているので、80銭~90銭くらいまで上がることがあればショート狙いが良いと思います。

 今日のポイントの2つ目は、135円50銭で上に反発すれば、それを利用してロングを狙います。ただし、欲をかかずに10pips程度でも利食いだと思います。135円50銭の安定した下抜けショートです。

 今日のポイントの3つ目は、米国長期金利を横目に見ながらエントリーすることです。10年金利が3.9を維持できていません。135円50銭付近までの下降は十分に考えられます。もし、3.85を割り込むようならさらに下降するかもしれません。

 オプションNYカットは、131円60銭、132円00銭、132円50銭、134円00銭、134円50銭(大きめ)、135円00銭、135円50銭 と幅広く設定されています。現状より低めのレートが多いですがどうなるでしょうか?

 現状の通貨の強弱チャートを見ると、14:30現在で円が4位、米ドルが5位で強さが拮抗しています。

 この後は、16:00 ドイツ 10-12月期国内総生産(GDP、改定値)(前年同期比)などの発表があります。大きく動くとドル円相場にも影響が出るかもしれません。

 22:30 米国 1月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比) 予想 5.0%、1月個人消費支出(PCE)(前月比) 予想1.3%、1月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比) 予想4.3%、1月個人所得(前月比) 予想1.0%、1月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比) 予想0.4%、24:00 米国 1月新築住宅販売件数(前月比) 予想0.7%、1月新築住宅販売件数(年率換算件数) 予想62.0万件、2月ミシガン大学消費者態度指数・確報値 予想66.4 の発表があります。念のためポジションは事前にクローズしておきましょう。 

 今の相場は、いつ何があるか分かりません。ちょっとしたきっかけで反転することがあります。損切り近めで、短時間の利確を繰り返した方が安全です。なお投資判断は、あくまでも自己責任でお願いします。

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