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2月7日のFX(ドル円)の見通し

1.6日も日足陽線 日足は上昇トレンド転換へ?

 6日(月)は、朝一にいきなり132円50銭付近をつけました。これは日銀雨宮副総裁に新総裁就任を打診?のニュースがあったためだと思われます。これによって、雨宮新総裁の場合には円安方向であることが概ね証明されたと思われます。

 8時台には131円50銭付近まで下降しました。しかし、仲値付近では132円40銭付近まで上昇する勢いがありました。その後、下降の後、再び10時台で132円30銭付近まで上昇しましたが、11時台には一時131円台まで下降しました。

 欧州時間に入ってからは132円台を回復する動きを見せました。特に、23時~0時台にかけては132円90銭付近まで上昇しました。引けにかけては下降して、最終的には132円65銭付近で一日を終えました。実体や上髭の部分を見ると、今後の調整下げはあるかもしれませんが、何とか日足のトレンド転換になるのでは?と思っています。

2.CMEのFedWatchツール

 CMEのFedWatchツールを見ると、ターミナルレートが5.00%-5.25%になる意見が多数になったのは昨日お伝えしました。さらに、本日にそのページを見ると11月には利下げを行わない見通しが45.9%で最多数となりました。12月に0.25%金利を引き下げる折り込みに変化はありません。このことから、今のところ米ドル/円の相場が大崩れすることはないと思います。

3.今日のこれからの相場

 8時台には132円70銭付近まで上昇しましたが、仲値付近では132円55銭付近でした。その後、10時台で132円25銭付近まで下げました。12時台でも132円15銭付近まで下げました。13:30現在で132銭30銭付近です。

 お昼過ぎまでの様子を見ると、日中の時間帯は、132円70銭から下の部分で相場が推移すると思われます。また、下は131円90銭付近を一応の目処として、131円60銭までの幅を考えています。

 欧州時間に入り勢いがつけば、下は131円20銭、上は132円90銭までを考えています。131円20銭まで下降すると、昨日の窓埋めになります。132円90銭を超えるようだと完全に上昇トレンドです。

米ドル/円 30分足

 今日のポイント1つ目は、下降から上昇への反発ポイントでロングを探ることです。131円90銭~132円05銭付近(132円付近)を一旦反発上昇する可能性のあるエリアとしてロングを狙います。その下では131円60銭付近を反発上昇するポイントとして考えています。どちらのポイントも下抜けされたら速攻で損切りです。また、短時間勝負で考えています。

 今日のポイント2つ目は、現状の本日高値である132円70銭付近のレジスタンスです。少し幅を見て、132円50銭~60銭132円70銭付近をバックにショートを狙います。ただ、そこを安定して上抜けするようだと上昇の色が強くなっているかもしれません。

 今日のポイント3つ目は、132円00銭を安定して下回ったらショートをすることです。要は、レンジの枠が131円60銭~132円00銭と下がったときに対応するということですね。

 今日のポイント4つ目は、131円60銭及び132円90銭付近のレジスタンスです。これは、昨日の底値、高値を更新できるかということです。高値を更新できれば上昇に勢いがつきますし、底値の更新では下降に勢いがつきます。パウエル議長の発言によっては可能性があります。

 なお、日足の第2派として調整が入るのであれば、131円80銭付近が23.6%戻しになると思います。38.2%戻しなら131円20銭付近です。38.2%戻しになると昨日の窓は埋めらることになります。

 現状、オプションNYカット130円00銭(大きめ)、133円50銭に設定されています。必ずそこに向かうわけではありませんが、意識されやすいポイントです。どちらも、やや遠いので24時までにはどのような動きが出てくるかわかりません。

 現状は、米国長期金利は上昇が止まり、やや下降傾向です。金相場は下降が止まり、やや上昇傾向です。つまり、米ドルはやや弱くなっている感じです。また、日本の長期金利はやや上昇傾向ですので円高に振れやすい傾向です。13:20現在で通貨の強弱チャートの8位が米ドル、2位が円ですから、今のところ円がやや強く米ドルが弱い状況です。

 何にしても、損切り近め、短時間勝負が大切だと思います。レンジだと思って損切りをしないでいると急に大きく動いて後悔することもあります。

 22:30 米国 12月貿易収支 予想-685億ドル
 26:00 米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
では、ハト派になるかタカ派になるかで相場が大きく動く可能性があります。念のためポジションはクローズしておいてください。

 今の相場は、いつ何があるか分かりません。ちょっとしたきっかけで反転することがあります。損切り近めで、短時間の利確を繰り返した方が安全です。なお投資判断は、あくまでも自己責任でお願いします。

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