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2月13日のFX(ドル円)の見通し

1.日本銀行新総裁関係ニュースで振り回される 

 10日(金)は、朝に131円35銭付近を付けましたが、東京時間から上昇傾向で一時131円80銭付近をつけました。ところが16時台に日本銀行の新総裁が植田和男氏になるという報道が出ると、一気に129円80銭付近まで下降しました。その後、金融緩和の継続姿勢が伝わると一転上昇傾向となり、最終的には131円40銭付近で1日を終えました。

 また、経済指標について、24:00 米国 ミシガン大学消費者態度指数・速報値 予想65.0、結果66.4、28:00 米国 1月月次財政収支 予想-630億ドル、結果-388億ドル と結果が良かったことも上昇の一因になったと思われます。

2.今日のこれからの相場

 今日は、一時的に下がることはあっても基本的に朝から上昇傾向です。ついに132円台まで乗せてきました。現状は、132円30銭付近が高値です。このまま上昇を続けると132円50銭付近にレジスタンスがあると思います。また、下は131円50銭~60銭付近が意識されると思います。

 今日のポイント1つ目は、132円50銭付近からのショート狙いです。132円30銭でも下に反発していますが、大きなものではありません。132円30銭を抜ければ、132円50銭付近が反発ポイントになると思いますので、一旦はショートを基本としてエントリーします。もし、上抜けされれば、速攻で損切りです。

 ちなみに、今日は上昇圧力が強いので132円05銭付近で押し目ロングが狙えるかもしれません。ただ、17:00~のロンドン市場次第といったところでしょうか…。

 今日のポイント2つ目は、131円50~60銭付近からのロングです。おそらく131円50銭~132円50銭付近のレンジになると思われますので、それを活用してエントリーします。ただし、下降の勢いが強い場合には下抜けされる可能性があります。そのため短時間勝負です。抜かれたら速攻で損切りします。

 今日のポイント3つ目は、131円50銭~132円50銭レンジを抜けたら、状況に応じて下はショート、上はロング検討することです。その場合には、大きく相場が動く可能性がありますので注意が必要です。

 現状、オプションNYカット127円60銭、128円00銭、130円00銭、132円50銭、133円00銭と比較的幅広く設定されています。必ずそこに向かうわけではありませんが、意識されやすいポイントです。

 現状、米国長期金利はやや上昇傾向です。また、金相場はやや上昇傾向です。つまり、米ドルはフラット気味になっています。また、日本の長期金利は下降傾向、上昇傾向の両面が見られます。日銀新総裁関係の思惑もあり不安定な状況です。16:30現在で通貨の強弱チャートの6位が米ドル、8位が円ですから、今のところ米ドルがフラット、円が弱い状況です。

 何にしても、損切り近め、短時間勝負が大切だと思います。レンジだと思って損切りをしないでいると急に大きく動いて後悔することもあります。

 本日は、大きな経済指標の発表はありません。

 今の相場は、いつ何があるか分かりません。ちょっとしたきっかけで反転することがあります。損切り近めで、短時間の利確を繰り返した方が安全です。なお投資判断は、あくまでも自己責任でお願いします。

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