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2月15日のFX(ドル円)の見通し

1.14日は米国CPIで上振れ上昇 

 14日(火)は、一時的に上がることはあっても基本的に朝から下降傾向でした。ついに132円台も割り、131円80銭付近まで下げました。これは、米国長期金利の下降が大きな影響とみています。

 ところが、22:30 米国 1月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)予想6.2%、結果6.4%、1月消費者物価指数(CPI)(前月比)予想0.5%、結果0.5%、1月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)予想5.5%、結果5.6%、1月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)予想0.4%、結果0.4% と上振れた部分がありましたので、ドル円は一旦大きく下げたものの、次第に上昇圧力を強め、結局は133円台を付けて1日を終えました。

 CMEのFedWatchツールを見ると、昨晩の米国CPIの発表を受けてターミナルレートが5.25-5.50%の折り込みに変更になりました。つまり、あと3回利上げをするというわけです。これでは、米ドルが大きく下がる可能性は低いと思います。

2.今日のこれからの相場(米国小売売上高発表前まで)

 今日は、午前中に一時的132円55銭付近まで下げました。その後は次第に上昇を続け133円台を回復しています。これは、米国長期金利が思うような上昇とならないため米ドル/円が影響を受けているとみています。

 133円台では、133円20銭~30銭の辺りに抵抗帯があり、ここを抜けるかがポイントだと思います。抜けずに133円を安定して割ってくる(132円90銭など)ようならショートを狙います。また、133円30銭を安定して上抜けるようならロングだと思います。

 下では、132円50銭~60銭付近一旦の抵抗帯になりそうです。それを下抜ければ132円25銭付近抵抗帯になりそうです。その辺りまで落ちてきたら反発ロングを検討します。

 この後は、深夜22:30米国小売売上高の発表で大きく動きそうです。22:30はポジションをもたず動いてから入った方が無難です。

 現状、オプションNYカット129円00銭、130円00銭、134円00銭に設定されています。必ずそこに向かうわけではありませんが、意識されやすいポイントです。特に134円00銭は、経済指標の発表次第では可能性がありますよね。

 現状、米国長期金利は下げ止まりです。また、金相場は下降傾向です。つまり、米ドルはやや上昇気味になっています。また、日本の長期金利は上昇傾向、下降傾向の両面が見られます14:15現在で通貨の強弱チャートの2位が米ドル、1位が円です。今のところ米ドルも円も強い状況です。

 何にしても、損切り近め、短時間勝負が大切だと思います。レンジだと思って損切りをしないでいると急に大きく動いて後悔することもあります。

 夕方は、16:00~19:00まで、ユーロやイギリスの経済指標の発表があります。特に16:00 英国 1月消費者物価指数(CPI)(前月比)等が注目されます。

 今晩は、
22:30 米国 2月ニューヨーク連銀製造業景気指数、予想-18.0%、1月小売売上高(除自動車)(前月比)、予想0.8%、1月小売売上高(前月比)、予想1.8%があります。当該の時間はポジションを閉じておきましょう

 今の相場は、いつ何があるか分かりません。ちょっとしたきっかけで反転することがあります。損切り近めで、短時間の利確を繰り返した方が安全です。なお投資判断は、あくまでも自己責任でお願いします。

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