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1月24日のFX(ドル円)の見通し

1.23日は円安要因からドル円上昇で日足陽線

 1月23日(月)のドル円相場は、午前中には129円60銭程度から129円05銭程度まで下降しました。ただ、129円付近にレジスタンスラインや4時間足21日線があり、そこで下降を止められてしまいました。さらに、日銀による5年物国債の共通担保オペ通告により、1円30銭ほど円安:ドル高になり、およそ130円30銭にまで上昇しました。

 ロンドン時間に入ってからは、129円65程度のところまで下降したのですが、18時ころからは反転上昇となり、結局130円70銭程度のところで一日を終えました。国債関係の円安要因やレジスタンスの反発などがタイミング良く合わさってドル円が上昇したものと思われます。

 さらに言えば、130円70銭付近は日足の下降ラインから見て上限レベルのところですので、投機筋的にはそこに一度ぶつけてから24日の下降を狙いたかったのかもしれません。何にせよ、共通担保オペによる反応は一時的な動きです。これが永遠に続くわけではありません。

 129円付近のレジスタンスによる反発上昇や共通担保オペの円安要因は私も分かっていました。しかし、共通担保オペが初めてのことで相場にどの程度の影響を与えるのかが不明でしたのでエントリーを見送りました。まさか1円70銭も相場を上昇させる原動力になるとは思いませんでした。

「ロングでエントリーしておけば良かったな~」と思いましたが、知らない相場に手を出すとギャンブル相場になってしまいます。自分としては確実に思えたロンドン市場での下降をショートで取りにいくことにしました。50pips程度の下降はありましたので、その中の一部をいただきました。

2.今日のこれからの相場

 17時35分現在、130円15銭付近でこの文章を書いています。今日は一日を通して概ね下降トレンドが継続しており、既に私も23pipsを取れています。

 ロンドン市場でも下降トレンドは概ね継続されると思いますが、129円60銭~70銭のところにレジスタンスラインがあり、そこでの反発が予想されます。また、129円付近にもレジスタンスラインがあり、こちらの方はさらに厚く固い見込みです。

 今日は、17:15 フランス購買担当者景気指数(PMI速報値)を皮切りに17:30 ドイツ、18:00 ユーロ、18:30 イギリスと欧州圏のPMI速報値が連続して発表されます。米ドル相場にも当然影響が出ます。もし、ドル円の相場が上昇してきたら130円20銭などのレジスタンスラインをバックに戻り高値売りを狙っていくのが良いと思います。

 基本線は、円高・ドル安となる下降トレンド相場で良いと思います。上に上がってきたら、頃合いを見計らって戻り高値ショートで細かく取っていくのが適切だと思います。

 一つ気がかりなのは130円にオプションがあることです。このオプションが意識されると130円付近での動きに終始してしまうときもあります。もし、130円付近で膠着状態になった場合には、0時のオプションカットが過ぎれば下降再開になると予想しています。

 23:45 米国購買担当者景気指数(PMI速報値)は気を付けてください。前回は大寒波の影響があった結果でした。しかし、今回はその部分ではないので少し数値が上昇する予想が出ています。予想から上ぶれると米ドルが買われてしまう要因になるかもしれません。念のためポジションはすべて閉じておいた方が良いと思います。 

 今の相場は、いつ何があるか分かりません。ちょっとしたきっかけで反転することがあります。損切り近めで、短時間の利確を繰り返した方が安全です。なお投資判断は、あくまでも自己責任でお願いします。

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