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1月9日のFX(ドル円)の見通し

 1月6日(金)の米国雇用統計12月ISM非製造業景況指数(総合)の結果には驚きましたね~。米国雇用統計は、賃金の下落がインフレ抑制のサインになりました。一旦下げた後、雇用者数は良かったので結構戻しました。でもISMでやられました。50割れは不景気突入のサインに見えます。本物かもしれませんが、米国の歴史的な大寒波の影響も考えられます。

 雇用統計の発表前に2時間足が上昇トレンドへ転換しました。その後、ISMで下落して取引終了前に132円15銭程度になりました。2時間足は132円にレジスタンスラインを引けますので上昇トレンドの第3波が出るかも?といった状況です。一方、日足は実体で下降トレンド継続でした。

 各足によって上昇と下降の判断が分かれるところです。ファンダメンタルズ的には月曜日に大きな円買い・ドル売り要素は見当たりません。1月3日分のシカゴ通貨先物市場では円買いが一旦止まったように見えます。大きくドル円ショートといった形にはなりにくいと思います。

米ドル円/円 2時間足

 1月9日(月)は東京市場がお休みです。17時以降のロンドン市場やニューヨーク市場では、133円くらいまで上がったところを戻り高値売り狙いの勢力がいそうな気がします。少なくとも一旦は上に行くのでは?もしくは、木曜日の消費者物価指数の発表を意識して動きが少ないかも?下げたとしても131円50銭くらいまでではないでしょうか。

 1月6日が割と下げたので、一気にドル円のショート(売り)が進むと考えている人がいるようですが、シカゴ通貨先物市場を見ているとそれは難しいと思います。もしショートを狙うなら一呼吸置いてからが良いと思われます。戻り高値で133円や134円を狙うか129円50銭割れまで待つかです。

 ロング(買い)を狙うなら、132円などに確実な支え(レジスタンス)があることを確認してからだと思います。何となくの値頃感でエントリーをするとやられます。ロング・ショートどちらも「短時間及び損切り近めトレード」が良いと思います。

 相場は、いつ何があるか分かりません。正直、今はロングやショートのどちらに転がってもおかしくない相場環境です。決め打ちは危険です。なお投資判断は、あくまでも自己責任でお願いします。

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