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1月25日のFX(ドル円)の見通し

1.24日はPMI速報値に振らされた日

 1月24日(火)のドル円相場は、基本的には下降トレンドだったのですが、欧州時間に入って欧州圏のPMI速報値が連続して発表になると、ややドル高方向へ戻しました。また、130円にオプションが控えており、それも相場を動きにくくさせた一因になったと思います。

 その後、23:45 米国購買担当者景気指数(PMI速報値)が予想から上振れたため一時は131円程度までドル高方向に進みました。131円にもオプションがありましたので0時頃まではその付近での攻防が見られました。0時発表の米国1月リッチモンド連銀製造業指数が予想より悪く、オプションカットにもなったことから大幅に円高・ドル安に進み、一時は130円割れまで下降しました。最終的には130円20銭程度で一日を終えました。

 0時過ぎの相場を見ていても、基本的には円高・ドル安路線で間違いないと思います。戻り売りでコツコツとpipsを取ることができましたので問題はなかったのですが、最終的に日足陰線が思ったほど大きくならなかったのは予想外でした。25日の下降に期待したいと思います。

2.今日のこれからの相場

 短期的なドル円上昇を見ていた方々が根拠としていたのは、1時間足や4時間足の上昇ラインだったと思うのですが、それをやや下回る形で相場が推移しています。これまでのドル円の相場環境を見てもそろそろ下降が強くなる時期だと思いますので、本日も基本的には下降トレンド推しです。

米ドル/円 1時間足

 13:35現在で130円40銭付近です。御覧のように1時間足の上昇ラインから一本下にラインが引けるようになり、そこを支えとして午前中から上昇してきました。しかし、130円65銭付近にもレジスタンスラインがあり、上昇の値動きがしにくくなってきています。

 現状は、下の上昇ラインを安定して下抜ければ短期の下降トレンドが出てくると思いますので、130円30銭を安定して下回ればショートエントリーでどうでしょうか。欧州時間で下向きに動いていけば今日は結構下に行ける気がします。

 逆に、130円65銭付近を安定して上回ったときにはロングの可能性も出てきます。ただ、昨日は131円付近で下に跳ね返されていますので安易にロングをすることは危険です。もし、ロングをするのではあれば、損切りを近めに置き、短時間勝負の繰り返しだと思います。

 今日は、米ドル/円に関わる大きな経済指標はありません。ただ、オプションは130円と129円55銭にあります。必ずオプションに吸い寄せられていく訳ではありませんが、現状より下の値にあるというのは留意点だと思います。

 基本線は、円高・ドル安となる下降トレンド相場で良いと思います。上に上がってきたら、頃合いを見計らって戻り高値ショートで細かく取っていくのが適切だと思います。

 今の相場は、いつ何があるか分かりません。ちょっとしたきっかけで反転することがあります。損切り近めで、短時間の利確を繰り返した方が安全です。なお投資判断は、あくまでも自己責任でお願いします。

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