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1月19日のFX(ドル円)の見通し

1.18日は日銀金融政策決定会合デーでほぼ全戻し

 1月18日(水)のドル円相場は、日銀の金融政策は基本的に変更無しという発表3円ほど上昇しました。しかし、黒田総裁会見後2円50銭ほど下降してほぼ全戻しのような状況になりました。これは、いくら円が弱くなっても米ドルも弱いので下降してきてしまうからです。

 さらに、米国卸売物価指数(PPI)がインフレ抑制の見通しを示す結果だったため下降はさらに強まり、一時127円60銭くらいまで円高・ドル安が進みました。これで完全に全戻しでしたね。その後は、ドルが買い進められ128円95銭くらいまで行きました。

 ちまたでは、自信を持ってドル買いを促している方がいましたので、それに呼応する形で高値つかみになっている方がいるのではないでしょうか?私は、大きなお金が動く日は特にスキャルピングで取っていくことが大切だと思います。すぐに潮目が変わってどちらに飛ぶか分かりません

2.スキャルピングを中心に1日20pipsでどうですか?

 よくスイングトレードを推奨する方がいらっしゃいますが、私は損切り近めのスキャルピングからスタートして、利益が伸びそうだったら数十分程度のスイングトレードをするのが良いのではと思います。100pips取ったとか聞くと羨ましくなりますが、確実なのはスキャルピングだと思います。

 1日20pipsも取れれば十分なのではないですか?2万通貨なら1日4千円になります。1ヶ月で8万円です。5万通貨なら1日1万円です。1ヶ月で20万円です。月に必要な額を計算して証拠金を入れていけば良いと思います。それ以上取ろうとするとミスも多くなりますよ? 

3.今日のこれからの相場

 朝は、いきなり下降からスタートしました。7時~9時の間に40銭くらい下げたんでしょうか。今は128円40銭くらいです。最近の様子を見ると、127円90銭くらいから129円20銭くらいまでのレンジになっています。ですから、日銀金融政策決定会合後の大きな動きを除けば、128円50銭くらいを中心とした値動きになっています。

 幅を少し広めにとって、129円50銭を1時間足で明確に上抜けすれば上昇トレンドになる可能性は出てきます。しかし、昨日の高値である131円50銭を明確に抜けないと上昇トレンドへ転換にはなりません

 127円30銭を1時間足で明確に下抜けすれば下降トレンドの継続でしょう。ただ、昨日の日銀や経済指標発表後もそうですが、128円50銭に回帰してしまう可能性もあります。

 仲値がらみの9時~10時は、下降トレンドを軸とした比較的小さなレンジ相場でしたのでスキャルピングで20pipsほど抜くことができました。慣れれば、1日30pipsくらいスキャルピングで抜くことはできるようになると思います。

 今晩は、130円に大きなオプションが入っています。普通ならそこに向かって相場は進んでいくものなのですが、そんな兆しは見えません。下は125円にオプションがありますが、さすがにそこにも行かないでしょう。そうなると日中は方向性がなく比較的小さな動きになるのかもしれません。

 動きが比較的小さい日は、レンジ相場になりやすいので一層スキャルピングがお勧めです。移動平均線(5日線、21日線、200日線)を表示した1分足を基本にしながら、時々5分足も見てエントリーします。ボリンジャーバンドを見るときもありますね。

 22:30 前週分新規失業保険申請件数、1月フィラデルフィア連銀製造業景気指数などがあります。これの結果によって大きく動くことを期待しましょう。この時間の前にはポジションを閉じておいた方が良いと思います。

 今の相場は、いつ何があるか分かりません。ちょっとしたきっかけで反転することがあります。損切り近めで、短時間の利確を繰り返した方が安全です。なお投資判断は、あくまでも自己責任でお願いします。

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