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3月6日のFX(ドル円)の見通し

1.3日はISMが良かったけれど…結局下落

 3日(金)は、東京時間でレンジ相場が継続していたのですが、欧州時間に入ってから、上下に動きながら次第に下降の色を強めていきました。23:45 米国 2月総合購買担当者景気指数(PMI、改定値) 結果50.1、2月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 予想50.5 結果50.6、24:00 2月ISM非製造業景況指数(総合) 予想54.5 結果55.1 と経済指標の数値も良く、一時的に136円40銭付近まで上がったのですが、結局は下降が強まり、結局は135円85銭付近で1日を終えました。

2.今日のこれからの相場(1月製造業新規受注発表前まで)

 昨日までの土日の間では、掲示板等で6日(月)は上昇か下降かで議論がされていました。どちらに動いても一定の根拠がある場面だったのです。3日(金)の下降の仕方が、やや金曜日特有の手仕舞いを感じる動き方だったので余計に議論に熱が入ったと思います。

米ドル/円 4時間足

 4時間足チャートを見ると、これまで上昇ラインで支えられたのですが、金曜日に割り込んでいます。また、本日は1時間足の200日線も割り込みました。チャートを見るとやや下降の色が出ています。135円35銭を割り込むと一層下降に勢いがつく可能性があります。ただ、押し目買いを狙う勢力もたくさんおり、現状は上昇してきています。

米ドル/円 1時間足

 今日のポイント1つ目は、135円35銭付近からの押し目買いロングを狙います。その後の勢いによっても対応を変えますが、135円90銭~95銭付近までロングを試します。135円35銭を安定して割ってくるようならショートです。135円00銭付近では反発ロングを試します。そこを安定して割るようなら下降の勢いはかなり強いとみてショート継続です。

 今日のポイント2つ目は、135円95銭付近で反転したらショート狙いです。ただ、現状では上昇・下降の色が両方あるので状況をよく見て判断します。オプションNYカットが137円台なので今後上昇する可能性もあります。136円台に安定して乗るようならロングです。

 オプションNYカットは、137円00銭、137円24銭に設定されています。どちらも現状よりかなり上ですね。午前0時にどうなるでしょうかね?

 現状は、米国長期金利は下降傾向が下げ止まった状況です。また、金相場はやや上昇傾向です。となると、米ドルはやや下降傾向となりやすいです。日本の長期金利はやや上昇傾向です。となると円はやや円高傾向になりやすいです。通貨の強弱チャートを見ると、14:00現在で円が1位、米ドルが4位となっており、米ドル/円相場は下降傾向になりやすい状況です。夕方からの欧州時間で反転することもありますので要注目といったところでしょうか?

 この後は、18:30~19:00イギリスやユーロの経済指標発表があります。イギリスはPMIの発表ですので要注目ですね。状況によっては米ドル/円にも影響が出ることがあります。

 24:00 米国 1月製造業新規受注(前月比) 予想-1.8 の発表がありますが、それほど大きく動く経済指標ではありません。しかし、最近は予想外に動くときもありますので念のためポジションは事前にクローズしておきましょう。 

 今の相場は、いつ何があるか分かりません。ちょっとしたきっかけで反転することがあります。損切り近めで、短時間の利確を繰り返した方が安全です。なお投資判断は、あくまでも自己責任でお願いします。

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