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1月6日のFX(ドル円)の見通し

 昨晩も、米ドル/円の通貨ペアは経済指標の上振れもあって基本的に上昇を続けました。ドル買いでエントリーしていた方はおめでとうございます。ただ、昨日記述した日足の下降ラインがあり、そこを日足の実体(髭でない部分)で抜くことができませんでした。要は経済指標結果の勢いもあって134円まで到達したのですが、その後の時間で潰されたということです。

「今日はショート(売り)だ!」
朝は、このようなの声がネットのドル円掲示板に書かれていました。日足レベルでは天井で上昇を潰した形になりましたからね。ただ、6日未明の時間帯は133円を少し割ったところで反発して上昇しました。私には1時間足の上昇ラインが生きている証に見えました。

 ラインの引き方って、思ったより人によって様々です。チャネルライン、○○ラインなど、YouTubeや書籍で活躍するトレーダーの皆さんが研究した成果を発表されていますね。髭を入れるか実体のみかもあるし、起点をどこにするかも様々です。レジスタンスラインの捉え方もそうかもしれません。

 私は、一通りラインの学習をした上で、実際のトレードでは、その時に生きているラインを活用したエントリーをするのが良いと思います。要は、トレードは勝ちさえすれば良いのです。ラインの研究成果を発表する場ではありません。

 フィボナッチでもそうです。その時に効いているものが使えれば良いのです。ローソク足の動きを見ていれば、反応している場所がわかりますよね?必要に応じてそこでエントリーすれば良いのです。もちろん、最新のファンダメンタルズや米国金利の動きなどの確認をした上でエントリーします。ダメなら速攻で損切りすれば良い話です。

 FXは、多数決で相場が動きます。ただし、一人一票ではありません。一人が投入した金額の多さによって一人当たりの票数が異なる多数決です。だから、大口の動きについていく必要があります。

 さて、1月6日の動きですが、現状は133円90銭程度です。134円70銭程度で日足が確定すれば、すべての足が上昇トレンドになります。そうなると、昨年の10月中旬までのような上昇トレンドになる可能性があります。

米ドル/円 日足

 そこまでは行かなくても、134円程度で日足が確定すれば日足の下降ラインは上抜けしていると思われるので上昇の色は強くなりますね。まずは、22:30 米国雇用統計がどうなるかです。上振れした場合には、日足のトレンド転換ラインまで持って行くかもしれません。 

 日足のトレンド転換ラインを一気に抜いてくれればついていく格好で良いと思います。ただ、日足のトレンド転換のところはレジスタンスですので、そこで反発があって下げられるかもしれません。日足の転換ラインを抜けずに下がってくるところでドル買いのエントリーをすると高値づかみになりやすいので気を付けてください。 

 逆に下振れした場合にはしばらく様子見です。最近は、ドル買いの傾向があったので、確実に上に戻すような動きが見られたら買いエントリーも有りだと思いますが、その場合には短時間勝負で損切りは早めの心がけが良いと思います。あくまでも今は日足レベルで下降トレンドです。一気に下に持って行かれる可能性はあります。

 今日は、円高トレンド継続?円安トレンドに反転?の重要な日になるかもしれません。これまでの経済指標を見ると今回の雇用統計は上目線だと思います。しかし、相場に絶対はありません。雇用統計前は、すべてのポジションを解消しておくことをお勧めします。結果をよく見てから慎重にエントリーしても間に合います。FXは勝てなくても良いから負けないようにの気持ちが大切です。

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