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1月26日のFX(ドル円)の見通し

1.25日はテクニカル分析どおりに下降した日

 20日、23日と短期的なドル円上昇が見られていました。その際、1時間足や4時間足に上昇ラインが表れたのですが、25日(水)はそれを下回る形で相場が推移しました。これまでの下支えが上蓋になるようなレジサポ転換の様相となりましたので、上下動を伴いながら下降していき、最終的には129円60銭程度のところで一日を終えました。

 他にも、米国長期金利下落金相場の高騰など、米ドルの下落を促す兆候が見られました。日本の国債も少しずつ売られはじめ、長期金利上昇の兆しが見られました。これは円高要因になりますので、トータルでドル円は下降トレンドを継続していきました。ちなみに私の収益は36pipsでした。

 ネット上のドル円掲示板では、129円60銭~70銭付近のレジスタンスで反発が起こり上昇するのでは?という意見が見られました。たしかに一度は反発があったのですが、レジサポ転換していますので130円10銭付近が上蓋となって下落しました。

 さらに言えば、相場はテクニカル分析だけで動いているわけではありません。米ドルや円が様々なファンダメンタルズの影響を受けながら相場は変動していきます。ですから、FXはどれだけ情報を集められるかが勝負と言われているのです。

2.今日のこれからの相場

 昨晩は、一度129円30銭付近まで下降しましたが反発が起こり129円90銭付近まで上昇しました。129円付近には比較的厚く固いレジスタンスがあると見られています。23日の大きな上昇も、このレジスタンスからの反発によるものでした。

 今日は、朝から129円付近のレジスタンスに挑戦するような下降が見られました。9時~10時の仲値付近でも上下に細かく動き、スキャルピングでもなかなかエントリーできませんでした。下抜けするのか反発するのか判断しにくかったのです。ちょうど1時間足の21日線のあたりでもあるため動きにくいようでした。

米ドル/円 1時間足

 現状では、129円付近のレジスタンスを抜けていませんので、129円10銭付近からの反発を狙うロングができる可能性があります。ただ、129円40銭129円60銭~70銭付近上蓋になって反発下降になる可能性が高いため損切り近め短時間のロングになります。日足などは下降トレンドですので、128円95銭を割れれば速攻で損切りだと思います。

 また、130円に大きめのオプションNYカットがあるため、こちらが意識された動きになれば、さらに上昇が続く可能性もあります。ただ、夕刻の欧州時間に入ってから欧州圏の経済指標発表がなく、米ドル高に向かう材料は乏しいかもしれません。そうなると1円の上昇は難しいかもしれません。

 もし、129円付近のレジスタンスラインを1時間足で確実に下抜けすれば、売りエントリーをするのが望ましいと思います。128円95銭1時間足で確実に下抜けした後のエントリーになれば129円10銭~20銭付近がレジサポ転換となって上蓋化してくれると思います。

 ただ、128円70銭~80銭付近にもレジスタンスが見られます。ここで反発をされてしまうと128円後半から129円前半までのレンジ相場になってしまうことが見込まれます。ですので、ショートをする場合でも損切り近めで短時間のショートになると思います。

 128円70銭~80銭付近のレジスタンスを下抜けすれば、128円40銭付近までの下降が期待できます。さらに、127円台にまで下降してしまうと、押し目買い狙いのトレーダーが増えてきますので底値売りに警戒が必要です。特に127円80銭付近には上昇のジャンプ台になりそうなレジスタンスがありますので、状況によってはロングエントリー検討です。

 基本的には、米国長期金利は下降傾向、金相場は上昇傾向であるため、本日も下降トレンド継続が見込まれます。また、22:30 米国失業保険申請数国内総生産(GDP)などの経済指標についても、大きな悪化となる予想が出ているため上値が重くなりやすい状況です。しかし、経済指標については結果を見てみないと分かりません。経済指標の前にはすべてのポジションをクローズしておくことをお勧めします。 

 今の相場は、いつ何があるか分かりません。ちょっとしたきっかけで反転することがあります。損切り近めで、短時間の利確を繰り返した方が安全です。なお投資判断は、あくまでも自己責任でお願いします。

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