よくある作品と魅力的な作品とを分ける「テーマ設定」の重要性 -適当に決めちゃ、もったいないです!-
文章を書くことと、絵を描くことは、とても似ていると感じています。表現のツールが違うだけで両者の目指すものは「頭の中で思い描く世界の具現化」です。
このマガジンでも度々「絵を描くこと」についてとりあげますが、それはnoterさんにとっても有益な情報であると感じているためです。
創作の本質は、同じところにあると考えています。
例として、まずは「よくある作品」でありがちなテーマ設定をしてみます。
「可愛い女の子」
を絵と文章でかいてみることにしました。
まず、絵を描く場合を考えます。
大抵の場合、このテーマ設定で描かれる絵が、どのような作品になると思われますか?
🎨「正面を向き微笑む、可愛い女の子」
になります。
真染の統計データですが、何も考えず描き始めると9割こんな風になります。
たしかに、可愛いですが、魅力的かと言われると疑問です。言ってしまうと、描きやすいのでみんな描きます。イラスト界隈の量産型女子であり、よくある作品です。
私はこのような謎の微笑みを讃える量産型女子を、何も考えず何百人、描いてきたことでしょうか。😇
次に文章でも書いてみます。
✏️「可愛い女の子が、僕を見つめていることに気づいた。僕は、頬の熱を感じて、目を逸らした。」
僕くんは可愛いですが、「可愛い女の子」のイメージが曖昧です。どう可愛いのかよく分からず、読者さんの想像に丸投げしています。
つまり、両者ありふれており、魅力の点では何か足りない…
その原因は画力や文才ではありません。
それ以前に、「テーマが弱い」のです。
それじゃあ、「可愛い女の子」というテーマは選んじゃダメなのか?
いえいえ、そんなことは言っていません。
ここから、記事の本題に突入します。
「よくあるテーマ設定」に魅力を増すのは、ある2つの要素を込めることではないかと考えています。
それは
「特徴」と「感情」です。
以降で詳しく解説していきます。
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