自分で考える大切さと受け止める寛大さ

最近、仕事をしていて感じる事がある。

指示待ち人間が多いなぁ…と上司が口を揃えて言っている。

まず指示待ち人間って何?ってところなので調べます。

指示待ち人間は主体的に動くことができないため生産性が下がる可能性が高まります。 また、上司やリーダーには「具体的な指示をする」という業務が加わり、自分の仕事に集中できず作業効率は低下します。 職場に指示待ち人間がいればいるほど、企業の生産性は下がってしまうでしょう。

要約すると、上司に指示された事はやりますよ。それ以外はしませんよってやつですね。

私が経験したのはこんな感じ。
お客様の誕生日会をする為、ケーキを焼くことになりました。
作る時間がないので、部下に作り方のレシピと材料が書いてあるもの。材料を用意し、頼みました。

すると、卵を誤って割ってしまい1つ足りなくなりました。
その時点で、私の所に来て「卵が無いからなんとかしてください」というのです。
あったでしょ?と聞くと「ありましたけど割れたのでどうしますか」というのです。

んん?どうしますかって用意するしかないじゃない。という事でお金を渡して、買ってきてもらい作ってもらいました。

本来上司目線で言えば
・頼むからケーキが必要って把握してるから、自分からこういうケーキで行きます材料はあります。足りないので〇〇〇円下さい。まで下調べしてくれ
ってとこだと思うんですね。そんなところまで回り込んでたら、自分の仕事がはけないんで、自分で考えてほしいっていうのが本音じゃないでしょうか

逆に部下目線で言えば
・上司は提案してもダメって言うから言うのはやめておこう。
・言われた事だけしてれば気が楽だ。
・何か言い出せば、覚えたり調べたりしないといけないんで、嫌だ
といったところでしょうか。

私が中間管理職になる前、仕事が減ったので上司に営業へ行きたいと言ったらだめだと説教を喰らいました。それから3か月後になぜ営業に行かない!と怒られました。

この一件から、この上司には不信感しかなく、相談も提案もしなくなり文字通りの指示待ち人間になりました。

でも、上司になってみてわかった事があるんです。
・タスクが多すぎるので、仕事を任せたいという気持ちがある。
・部下が自発的にしてくれたらどれだけ楽だろう
・提案されてもコスト面や会社全体の戦略面の事もあるので、受け入れられない提案もある。

だからといって、そのようなことを部下に吐き出せば、俺たちが悪いんだよね?と信頼関係がぶっ壊れる可能性があります。私は実際それを言われて心の扉を閉じましたし。

だから上司の皆さん、あ違うなって思っても一度受け止めて、そこまで考えてくれたのか嬉しいと褒めてみてください。これが出来ずに破綻してること多いと思うんですね。

新人さんや若手さんと上司には長い年月の経験が違いますし、部下さんは会社トップの考えまで知る由が無い。だから中間管理職が居るわけです。タケノコのように有能な会社の意見も汲み取ったうえで、提案が出来る部下がいるなら即幹部昇進できるでしょう。

でも、最初はなかなか難しい。だからこそ受け止めて、共感し、よくやったと認める事で、また頑張ろう力になりたいって思うと思うんです。

ただ、部下さんも指示待ちばかりしてると、いざ上司の立場になった時、何もできない人になってしまいます。そして、あなたに対して、あなたがしたことと同じことをされます。

そうならないためにも、経験として自分ならどうするかなって考えてみてください。それが明日の自分を強くしていきますよ。頑張ってください

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