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映画「アルキメデスの大戦」でわかった隠された国家的陰謀

こんにちは、ムララボです。
結構見るんです戦争映画。お嫌いな方にはすみません…。

今回は、日本が太平洋戦争にいたる直前の海軍内部の政治『アルキメデスの大戦』レビューです。ストーリーは、あの戦艦「大和」の建造費の見積もりをめぐる不正疑惑からはじまります。

そして当時の海軍が、なぜ「大和」を作りたかったのか?戦艦大和といえば、アニメ作品『宇宙戦艦ヤマト』でその歴史を知り、強くて大きくてカッコ良い憧れの巨大戦艦です。

しかし!フィクションではありますが、この映画を見ることによって、日本が戦争を始めるに至った国家的な陰謀があったこと、そして戦艦大和がそれに大きく関わっていたことがわかりました。少年時代の自分の夢と憧れが壊れてしまったようで、ショックを受けました。

物語のはじまり

物語は、戦艦大和の建造を巡る激しい戦いと、その裏に潜む陰謀を描いています。昭和初期、日本海軍は次世代の戦艦の建造計画を進めていましたが、予算の関係で対立が起こります。そこで、数学の天才である櫂直が登場し、建造計画の不正を暴こうとします。

印象的だったシーンは、櫂が巨大な戦艦の設計図を前にして、その計算の誤りを見抜く瞬間です。彼の冷静な分析と論理的な思考が緊張感を生み出し、観る者を一瞬たりとも逃しません。登場人物たちの葛藤や成長が物語に深みを与えており、特に櫂と彼の師である平山の関係性が物語の中心となります。

アルキメデスについて
アルキメデスはまた数学の分野にも大きな貢献を残した。級数を放物線の面積、円周率の計算に用いた他、代数螺旋の定義、回転面の体積の求め方や、大数の記数法も考案している。彼が物理学にもたらした革新は流体静力学の基礎となり、静力学の考察はてこの本質を説明した。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%AD%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%B9

映画『アルキメデスの大戦』見どころまとめ

ダイナミックな思考回路を持つ数学オタク

『アルキメデスの大戦』の主人公、櫂直は、軍人ではなく数学オタクでありながら、国家レベルの戦艦設計図を未熟な資料だけで作り上げるという驚異的な能力を発揮します。彼のダイナミックな思考回路と超人的な計算力は、映画の大きな見どころです。特に、限られた情報から精緻な結論を導き出す櫂の姿は、視覚的にも知的にも大きなインパクトを与えます。
最初はたかが学生と下にみていた部下役の柄本佑のキャラクターが、いい感じで、この映画で私の推しは彼ですね。

戦艦「大和」の設計に隠された陰謀

映画では、戦艦「大和」が日本人の軍国思想の象徴として設計された背景に、陰謀論的な秘密があることが描かれています。国家の象徴となるべき戦艦が、実は特定の勢力によって戦争へと日本を導くために利用されたという視点は、戦争体験のない私たちも考えさせられます。

映画が問う壮大なテーマ

映画を通じて、「日本人の心を悪用し戦争へ向かわせる意思」について問いたいというテーマが浮き彫りになります。戦艦「大和」の設計と建造に関わる人々の思惑や、日本の軍国主義が国民を戦争へと駆り立てた背景について、このようなことが起きても不思議ではないと考えざるをえません。
映画が問うテーマを通じて歴史的な事実と現代の平和について深く考えることができるのです。

空母と戦艦の戦略的違い
映画は「空母と戦艦では、戦略的にどう違い、どちらが優秀なのか?」という問いを投げかけます。空母は、航空機を運用することで広範囲な攻撃能力を持ち、戦術的な柔軟性が高い一方、戦艦は強力な火力と防御力を持つが、その運用には限界があります。実際の歴史においても、第二次世界大戦では空母の重要性が増し、戦艦は次第にその役割を失っていきました。
現代の戦略において、空母は戦艦に比べて優位性が高いとされています。これは、航空機による柔軟な戦力展開と制空権の確保が、現代の戦闘において決定的な要素であるためです。また、情報収集能力や迅速な展開能力も空母の強みとして挙げられます。

ChatGPT

エンドマーク

政治不審が嘆かれる昨今、日本人の心をあそぶかのような陰謀政治によって戦争に突入していくプロセスを裏側から見せられ”やばい”と思ったのは、私だけではないはず…。なんで、戦争をはじめてしまうのか?それを、戦争映画が教えてくれることもあります。

映画はこちらからご覧いただけます。

山崎監督様によって、戦艦大和の勇姿が再現されているシーンの数々も、見どころの一つです。


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