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人権条例のパブコメに対する市の考え方が公表されています。

2023年12月15日から2024年1月5日に実施された人権条例のパブコメに対する市の考え方が『「人権を尊重するまち三鷹条例(仮称)(素案)」に係る市民意見への対応について』(以下、対応集とします)として公表されています。

パブコメ期間中に、55名の方から計378件、同様の意見をまとめると158件の意見があったとの事です。
三鷹市が実施するパブコメとしては、かなり多くの意見が寄せられました。

全てに目を通すのはなかなかたいへんだとは思いますが、
実際にパブコメを書いてくださった方は、ご自身の意見に市がどの様に答えているか見てみると面白いと思います。


計158件の意見の内、市が「条例に盛り込みます」としたのは16件のみ。
約10%でした。

「条例に盛り込みます」とした項目は、「意見を概ね提案どおりに盛り込むもの」だそうです。
しかし、全くそうなっていない項目がいくつかあります。
意見と全く違っていたり、意見の趣旨を理解していないような対応でも「条例に盛り込みます」と言っているのです。

そして、「既に条例に盛り込まれています」というのが36件あります。
「求めた内容がもう条例に書いてあるなら良かった!」と考えてしまいそうですが、本当にそうでしょうか?

分かりやすい例としては相談員の人数についての部分です。
条例の素案では「2名以内」となっていたので、「2名では少ない」「いつ1人に減らされるかわからない」との危惧から「相談員は2名以上にするべきだ」という意見が複数の方から寄せられました。
この意見に対し、「既に条例に盛り込まれています」となっています。
そして、対応集のコメントは「当面は2名で対応していくこととします」となっています。
結果として、議会に提出された条例案では「2名以内」のままです。

盛り込まれてないじゃん!
会話、かみ合ってないじゃん!

疲れます...
疲れさせる作戦ですか?

その他にも、意図的なのでは?と思うような意味の取り違え、
歪曲?
はぐらかされてるー😠
と感じる部分が多々ありました。

市の対応集を見て感じるのは、市の考え方と違う意見を受け入れる姿勢が全くないという事でした。
その姿勢は、2024年3月5日に行われた総務委員会での市側の答弁でも同じでした。

次回の記事では、3月5日の総務委員会の報告が出来ればと思います。


6月22日には報告会を行います。
もっと詳しい報告をする予定ですので、ぜひみなさんご参加ください。


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