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我が家の犬たちのこと

 シルヴァさんの、怖そうで怖くない小説のこちらを

読んで、我が家の犬のことを思い出しました。
私が産まれる前から実家に犬がいました。ポメラニアンのオス、タローです。ターちゃんとも呼ばれていました。祖母の犬です。
祖母から聞いた話によると、
家に空き巣が入ったことがあるのか、警察官に犬を飼うよう勧められたそうで、飼ったとか。
犬を飼おうと思っていた時に、足の悪いポメラニアンを売りにきた人がいて買ったとか。
(…どこからやってきたのか?足の悪い犬を飼いませんか?って家々をまわって歩く人がいたのか?…。)
名前も祖母がつけたのだろうと思いますが、タロー。
誰か来るとキャンキャン吠える子だったから、番犬をしてくれていたと思います。
タローは、母の漕ぐ自転車のカゴに乗って風をきってとても嬉しそうにしていたのを覚えています。私はタローのすぐ後ろのあかい補助イス?(現在は存在しない。危険)に乗っていました。真後ろにいたのに、タローの表情は覚えています。一緒にスーパーに行ったことがあります。タローも一緒にスーパーの中に…(時代…)。
タローが虹の橋を渡ってから、数年後。

家の近所にあるペットショップ(今は存在せず)に売れ残っていたマルチーズをお迎えしました。
その半年後か1年後、幼稚園のバザーで甲斐犬となにかのミックス犬(小さめ)の里親探しをしていた家族から、母が譲り受けました(バザーに犬…時代…)。

現代ではアウトなことばかりです。驚かれたことでしょう…。

マルチーズとミックス犬は母にいちばん懐いていました。(一番年下の子供の私は下に見られていました。)
番犬もしてくれていました。うちの敷地に勝手に入ってきて座り込んでいるホームレスを、吠えて追っ払ってくれたりしました。……。
その子たちが虹の橋を渡ってから、長らく犬は飼っていませんでしたが、
近所のお店に貼られていた犬の里親募集の張り紙を見て、連絡をとり、犬の保護のボランティアをしている方から我が家に二人きました。
甲斐犬と何かのミックス犬(先代の犬よりでかい)とボーダーコリーと何かのミックス犬(でかい)。
埼玉県の◯◯町という遠い所からはるばる来てくれました。シャンプーの香り、おリボンまでつけて。美容室に連れて行ったのでしょう。

トイレトレーニングもされており、おとなしくてかしこくて、とてもいい子たち。番犬もしてくれました。雷が大嫌いでしたね。
うちに来てしばらくしてからワガママになりました。安心しきった顔になりました。

その子たちとは、初対面から仲良くなれました。私も楽しみでドキドキしていて、こんな大きい犬なんだ!とびっくりしましたね。
ボランティアの方とも交流は続き、我が家に遊びに来てくださったこともあるし、私も写真を送ったりしていました。

一日二回の散歩が日課。毎日歩いて歩いて健康になりました。たくさんの犬友が出来ました。
その子たちが虹の橋を渡りました。我が家の最後の犬たち。
になるはずが、
両親は、また犬を飼っています…。柴犬です。
今までの犬たちとは違い、家具や床、壁紙など破壊しまくっていました…(今は落ち着ついています)。あと、抜け毛がすごいですね、柴犬は。びっくりします。

父が犬が大好き。母は犬も猫も大好き。母は猫も飼っていたそうです。

私は、犬と暮らしていた時間が長かったのだなぁ。

犬たちよ、ありがとう。

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