【介護日記】#19 認知症の母親のユマニチュード

私は55歳の女性で、81歳の母の介護を始めて約4年が経過しました。母は軽度の認知症を患っており、その為、彼女の生活のあらゆる面をサポートしています。

認知症は日々変化し、一日前にできたことが次の日には出来ないということがよくあります。また、物を元の場所に戻すことが出来ないことが多く、私がそれを探す時間が増えてしまいました。このような症状の変化に対応することが非常に困難でした。

加えて、私自身が体調を崩したときに代わりに介護をする人がいないため、体調が悪い時でも頑張らなければならないという事が難しく、また私が働けないことから金銭的な負担も大きな悩みとなりました。

介護を始めた初期の頃、感情的になりがちで、怒りやすい自分がいました。そのことを深く反省し、フランスで導入されている"ユマニチュード"という介護方法を知り、それを実践するようになりました。それ以降、私の介護の経験は少し楽になりました。

この"ユマニチュード"は日本でも取り入れられ始めていますが、まだ認知度は低いです。私のアドバイスとしては、もしもっと多くの人がこの"ユマニチュード"を知り、自宅での介護に取り入れることができれば、介護者の苦労が少しでも軽減すると思います。

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