【介護日記】#1 祖父との絆 - 家族で支える介護の日々

私の祖父は、かつては元気で活動的な人でした。

祖父は一人暮らしをしていて、父(私の父親)は祖父の隣に住んでいました。

一方、私は夫と共に暮らしており、共働きで忙しい生活を送っていました。

しかし、ある日、祖父が転んで骨折してしまいました。この出来事がきっかけで、祖父は要支援2の介護認定を受けることになりました。

祖父は個室を希望していましたが、残念ながら個室は空いておらず、一時的に共同の部屋に入ることになりました。
祖父が個室を希望していた理由は、祖父が静かな環境で過ごすことが好きで、プライバシーを重視していたからです。

祖父が入院中の間に、私たちは祖父の家の改修を行いました。
これは、祖父が退院した際に、自宅で安全に過ごせるようにするためでした。
手すりの設置や段差の解消など、祖父が快適に過ごせるように工夫しました。

その後、私はケアマネージャーと一緒にケアプランを作成しました。
このケアプランでは、祖父が日常生活で必要とするサポートを詳細に計画しました。
具体的には、週に2回、訪問介護員が来て、家の掃除や洗濯を手伝ってくれること、そして、デイサービスを週に1回利用して、リハビリテーションやレクリエーション活動に参加することを盛り込みました。
さらに、祖父が好きな料理を作るための食材を週に1回届けるサービスも利用しました。

私と夫は共働きで忙しかったため、祖父のケアは主に週末に行っていました。
しかし、父が隣に住んでいたので、平日は父がサポートしてくれました。

祖父のケアを通じて、私は多くのことを学びました。まず、家族のサポートがいかに重要かを実感しました。また、高齢者が安心して生活できる環境を整えることの重要性も理解しました。

そして私たちは祖私たちは祖父と一緒に過ごす時間を大切にしました。


ある日、祖父が若かった頃によく行っていた公園に連れて行きました。
祖父は公園のベンチに座りながら、若い頃の話をしてくれました。
祖父の目は輝き、声には活気がありました。私はその瞬間、祖父がどれだけ過去の日々を大切にしているかを理解しました。
また、祖父は昔の話をよくしてくれ、私たちは祖父の経験や昔話に感謝していました。
私たちは祖父の話を録音し、家族で聞く時間を持つようにしました。これは祖父にとっても、私たちにとっても、貴重な時間となりました。

祖父のケアを通じて、私は家族との絆の大切さを再認識しました。
祖父は私たち家族にとって大切な存在であり、祖父をサポートすることは私たちにとっても大切なことでした。
介護は時には大変で、ストレスが溜まることもありましたが、家族と協力し、祖父の笑顔を見ることができた時、それが報われる瞬間でした。

これからも、祖父が健康で幸せな生活を送るために、家族一丸となってサポートしていくつもりです。
そして、これから介護を必要とする方が増えてくる中で、私の体験が誰かの参考になれば幸いです。

皆さんも家族との絆を大切にし、共に支え合ってください。
これが私が祖父の介護を通じて学んだ、最も大切な教訓です。


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