【限界飯】

限界飯とは、文字のとおり自分の体や精神が限界の時に食事のことである。
突然の質問だが、お店の名前やメニューを聴いて、その味を鮮明に思い出すことはできるだろうか。答えはYESである。ただし、シチュエーションは限られる。1つは、味そのものが衝撃的であり強く記憶に残る場合。もう1つは、その店での食事の前後での自分が置かれている状況や心境と味が相まって前後の記憶とリンクして記憶に強く刻まれるパターンである。限界飯は後者にあてはまる。飯の味は、その時の自分の気持ちに大きく左右されると思う。プロポーズの時のディナー、仕事がうまくいった日のビール、そして極限状態で食べる限界飯。その時の記憶はやがて思い出となり、そのご飯を食べるたびに思い出す極上のスパイスとなる。極端なことを言うと、1日なにもせず食べるキャビアよりもインターハイで優勝した後のふりかけご飯の方がうまいと思う。(ギリキャビアのほうがうまいか。てか、優勝した我が子にふりかけご飯を出す親を疑う。)
とにもかくにも、限界状態で食し、忘れられない極上の飯について書こうと思う。(ノンフィクションを含む)

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