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60歳からの続かないアルバイト⑬(考古学:遺跡発掘現場②)

前回からの続きになります。

私が定年を迎えたらやりたかった仕事、遺跡発掘です。
下記、2枚の画像が遺跡発掘現場のお仕事の一部です。

A.の画像は、如何にも発掘現場という作業です。

私が学生時代に仕事をしたそのものです。
当時の作業者は、早稲田、慶應、上智等々、人が人を呼び、様々な大学の史学部の学生が、来ていました。

仕事が終わったアフターも、非常に楽しかった思い出があります。

これで、お金もらっていいの? というクラブ活動の遊び感覚でした。

A. 遺跡や遺物の発掘
B. 表土剝ぎ

B.の画像は、現在の遺跡発掘現場のアルバイト作業です。


A.とB.の違いとは、調査か、土方か の違いがあります。

私も詳しくは解りませんが、遺跡発掘の現場作業に民間企業が、参入できるようになりました。
遺跡発掘のお金を出すのは、その土地の持ち主
なので効率性が求められるように変わったのだと思います。

要は、建設会社の下請け構造と同じです。
一体、何重構造になっているんだろう?
交通費も自前で、通勤時間まで含めて時給換算すると600円前後です。

まあ、お金の問題より、仕事の内容です。

遺構(遺跡跡)を検出するには、遺構の上の表土を剥がさなければなりません。
ひたすら、スコップとジョレンを使った土運びの肉体労働(土方作業)です。

それって、面白いと思います?

発掘作業は、誰がするの? ですよね。

その道だけを渡り歩く、セミプロのフリーランスが行います。

憧れの夢が、『くそ面白くねえ』 に変わりました。

作業を始めて、5日目です。

ちょうど、現場責任者と発掘会社専門の会社の
社長の前で、一輪車で土を運んでいるときに溝にはまり、転倒してしまいました。
足首を強く捻挫したみたいで、あまりの痛さに
一分間くらいうずくまっていました。

気遣いもされず、放置された状態です。

『大丈夫か?』くらい、声かけろよ って感じです。

この日が、年末の最後の仕事で、その後の年末年始は、病院も休みに入り年明けに病院に行きました。

あまりにも、腫れが酷かったので、骨折したかと思いましが、捻挫で安心しました。

そのことを、派遣会社に連絡して遺跡現場に行くことをやめにしました。

治療費のほうが、高くついた苦いアルバイトの経験でした。

それ以降、現在の遺跡発掘現場の仕組みが解ったので、この仕事に応募することはなくなりました。

というより、2度とやるか です。

しかし、働くことを諦めたわけではありません。

次のアルバイト探しへのチャレンジが始まります。


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