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おむつ交換台でのヒヤリハット②


上の子が一緒のとき

前回「おむつ交換でのヒヤリハット①」では、赤ちゃんの転落の危険性とそれを防ぐ方法について説明しました。
それでも子どもが一人の場合は、その子にだけ注意を向けていればいいですよね。
でも、小さな子が2人以上いる場合、気を付けたい注意点が増えます。

今回は、その件についてご紹介します。

おむつ替えの際中に限って、上の子がかまって欲しくてぐずるってケースがあります。
「ボクもおしっこ、漏れそう」と言って、親を慌てさせることだってあるかもしれません。

でも、一番危ないのは、実は上の子がご機嫌なときなんです。

上の子がぐずったり、話しかけてくるとき、親はその子にも注意していられます。
でも、そうでない時、上の子はいったい何をしているのでしょう?

子どもにとって、動くモノはすべてオモチャ

親がおむつ交換をはじめようとしているとき、その動くモノを見て子どもは、「触ってみたい」「すき間に手を入れてみたい」と本能で行動する可能性があります。

興味あることに集中している時ほど、静かでおとなしかったりするんですよね。😅

小さな子にとって、動くモノはみーんな興味あるオモチャなんです。

子どもが使用する製品はケガが起きにくいように工夫されていますが、それでも注意は必要です。
おむつ交換台を開く前に、上の子が触ろうとしていないかはチェックしてくださいね。

配置によって、壁が凶器になることも

おむつ交換台の配置例

折り畳み式おむつ交換台と壁とのすき間は要注意です。
上の図は3方向の壁で囲われている例ですが、片側だけが壁の配置でも同じです。

壁とのすき間が小さ過ぎると子どもの指が挟まりやすくなり、それより広くなると、今度は手足や頭が挟まるくらいのすき間ができてしまいます。

「いやいや、なんでわざわざそんなところに頭を挟みに行く?」と、思うかもしれません。

小さな子は好奇心旺盛ですから、何かわからない面白いことをしたくなるんです。

製品自体は安全性に配慮されていても、設置環境によっては子どもがケガをするリスクが高まります。

おむつ交換台の開発者として、安全な設置例(寸法付き)を業者向けプランブックなどで提案してきました。
最近では注意が必要な配置が少なくなってきたのでホッとしています。

それでも、おむつ交換台を開くときは、必ず上の子がどこにいるかチェックしてからにしましょう。

「あれ?静かだな?」と思ったら、上の子がおむつ交換台の下で隠れている…なんてことがあるかもしれませんよ。

おむつ交換台でのヒヤリハット③|河村 眞弓 / 赤ちゃんとのお出かけ環境プランナー (note.com)
おむつ交換台でのヒヤリハット①|河村 眞弓 / 赤ちゃんとのお出かけ環境プランナー (note.com)


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