好奇心と観察力　まつぼっくりの笠は雨の日閉じるんだよ。

ミニチュア作家のいわなり ちさとです。
紹介した作品は販売します。気軽にお問い合わせください。

先日、友人を助手席に乗せて車を走らせていた時のこと。

前を走る車のフォルム？になんとなく違和感を感じたので、観察してみたら、給油口のふたが開いたままになっていました。

友人にそのことを言うんだけど、彼女が給油口に気づくまでかなり時間がかかりました。

違和感を感じるという感覚は個々違うということを実感した時でした。見つけるのに時間がかかった友人が劣っているわけでなく、そんなことに関心がなかったということでしょう。

もちろん、私も自分の苦手な分野、例えば音楽関係などは興味もあまりなく、違和感を持つレベルにないということを知っています。

全てを知って生きて行けるわけではないのが人間です。
だから、彼女と私は違う種類の好奇心をもつのだなと感じました。

私は自然界のいろいろを観察し、見つけるのが得意で大好きです。

数年前に庭の松のまつぼっくりが雨の日に笠を閉じているのに唐突に気づきました。園芸関係の仕事をしている同級生と話している時だったので彼になぜなのだと聞きましたが、面食らっているだけでした。

笠が開いている状態

笠が閉じている状態

庭師には関係ない話なのでしょう。
まつぼっくりをつけないように剪定するのですから、、、
私はお金がないのと、松に自然に伸びてほしいなと思ってここ数年庭師を入れずにいます。

こんなにまつぼっくりがいっぱいついてる松は見たことがないと驚かれますが、山の松はこんなものです。みんな庭のきれいに剪定されている松だけが松なのだと思い込んでいるのです。

私の中ではまつぼっくりは雨の日には閉じ、晴れた日には開くというのは当たり前のことになっています。

やっと一昨年発見したのですけれどね(笑)

話がちょっと飛びますが、note友達のP博士さんが探求横丁というサードプレイスを作ってらして、探求横丁オンラインで探求散歩という企画をやってらっしゃいます。

散歩して見つけたいろいろを投稿しみんなで話し合うんだそうです。
その中にまつぼっくりの笠のことがあって、うれしくなって”開いたり閉じたりしますね”とコメントしました。

あまりにも遅い気づきでしたが、自分で見つけていたことがうれしく、P博士にも認めてもらえてとてもうれしかったです。

P博士と一緒に探求できる人は幸せです。興味があったら是非、参加されたらいいと思います。

違うカタチですが、私もあれこれ見つけるのが好きなので、よかったら一緒に探しに行きましょう。私たちの田んぼのあるところにはお宝がいっぱいありますよ。

私は観察する力と好奇心を神様にいただいたんだなと感じています。この力はお金をたくさん積んでも得られるものではありません。

そう思うと私は世の中の億万長者より何倍も豊かで幸せな日々を送っているのだなと思います。

経済だけで人を判断するようなうすっぺらい判断基準を捨てて、自分に備わった力を見つけて人生楽しみましょう。

ミニチュアちさと工房
松江市山代町４２５－７
駐車スペースは2台分
☎　070-5678-5427
ryosyun4106@gmail.com