厳しい意見こそ受け止めるべき優しさだということ
ミニチュア作家のいわなり ちさとです。
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もう還暦を過ぎ、年上で世話役を仰せつかることが多いので、私に意見してくれる人はそんなに多くはありません。
でも、年上のお姉さまからは時々叱られます。
本気で言ってくださるのがわかるので、受け止めます。
気心が知れているので、けなされたというわけでないことがわかるし、私のための意見だということがわかるのです。ありがたいことです。
今、嫌われたくなかったり、面倒に巻き込まれたくないからうわべの優しさで自分をよろっている人が多いと感じています。
私は違うと思ったことははっきりと相手に伝えるようにしています。
それだけで、怖がられることもあります(笑)
それで距離を置かれるのは仕方ないことです。
本気で私と付き合う気がなかったということなので、そこでさよならです。
ここ数年、そんなさよならが増え、でも、それでこそいいんだと思えるようになりました。
なれ合いで優しい言葉をかけあっていても、同じループをぐるぐる回るだけ。安心だろうし、楽ちんでしょう。
でも、そんなループにいるって進歩なしです。それどころか、後退です。
それでいいのなら、そんな関係でいたい人との付き合いを続けたらいいと思います。
私は人生は歩く歩道のようなもので、止まると後退してしまうと思っています。普通に歩いてやっと進むことができます。自分のキャパを越えて走ってこそ段階の上がる進歩を遂げることができるのです。
息切れすることもあるけれど、それでこそ生きている実感を感じることができると思うのです。
真剣に仕事をしたいという仲間には同じ厳しさで接することがあります。
あきらかに間違っている時、わかってない時には一言言います。
連絡すると言っておいて遅くなった時。
イベントに参加するかどうかの返事は期限を守らないとほかに迷惑をかけてしまいます。
出るからいい、出ないから悪いのではありません。
いろいろな状況があって、その選択は本人がすることです。
いい返事を返せないからと躊躇する人は多いです。
でも、それは勘違い。
イベントなど、回数をこなしていけば次の策を講じようと思っていることもあります。
なのに、返事がなければ、次の人に連絡するわけにはいかないので、困るわけです。もしかするとその人も参加できないかもしれないけれど、一つのチャンスをみすみすつぶしてはいけないのです。
先日の工房でのイベントの時に最初に誘った人が悩んで返事を遅らせました。心情はわからなくもないけれど、こういう返事は期限を守ることが大切。断らないのが正解ではないのです。
だから叱りました。
叱った意味も説明し、お互いが納得したので、そこでおしまい。
わだかまりなど一切なく、次の人に連絡をつけました。
また、状況が許せば一緒にやりたいなと今でも思っています。それはきちんと私の想いを理解し、受け止めてくれたからです。
時につまらない言い訳をする人がいます。
何回か似たことがあったので、そんな言い訳しないほうがいいよと言ったら、それが縁の切れ目になりました。
まさか、そこまでの急展開になるとは思っていなかったので、驚きましたが、神様のありがたい采配だったと思います。
縁の切れ目になったメールが届いたのは春分の日。
今年の春分の日は一粒万倍日であり、天赦日、また寅の日でもありました。
そんな日に縁を向こうから切られて、私は自由にしてもらいました。
その日から、いいことたくさん起こっています。
売り上げもよかったし、木次ではご一緒したお姉さま方にかわいがっていただきました。もちろん、私にできるお助けはしっかりさせていただきました。
切られた縁のことを悔やんでいたら、こんな展開はないでしょう。
仕方ないと割り切って、自分のできることをしっかりやったので、今気分は右肩上がりです(笑)
最初の、一緒にイベントしないかと誘った人二人は私の言葉を正面から受け止めてくれました。
次の人は言い訳して、私のことを気にかけているという態度を見せました。でも、そのうわべだけの優しさには偽物の匂いがしました。
たくさんのうわべだけの友人を持つより、心つながる少数の友人がいるほうが幸せです。
本当の優しさは時に厳しいものだとわかって欲しいなと思います。
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