ミニチュア　塀から咲きこぼれるあじさいたち

ミニチュア作家のいわなり ちさとです。
紹介した作品は販売します。気軽にお問い合わせください。

昨日、制作途中のあじさいの作品のことに少し触れました。

記事の中で書いたように北野さんの大和路回想-１２の中の③の画像を見てこれが作りたいと思いました。

石垣の上の青いあじさい。
とても美しく、日本らしい情景。

これを作りたくて青いあじさいを70輪も作りました。
そして、葉はその倍、140枚ほど。

一輪に小花が18輪ほど。
１８ｘ７０＝１２６０
こんなに作ったので半月あまりかかりました。5日も作っていると手が慣れてきて早く作ることができるようになりますが、それでもこれだけかかったのです。

これが10輪。あと60輪作ったのです。
葉は140枚ほど。二日でできました。

そして、別に塀の石を成形し、乾かしてありました。
先週末にはその石を塗り、塀のベースを作り、石を貼り付けました。

記事を書いたあと、昨日はまず塀の隙間を苔で埋める作業。苔は粘土で作ります。

こんな感じです。

そのあと、塀の中にあじさいと葉を飾っていきます。
案外、この作業は時間がかかりません。ベースにした粘土が乾いてしまうと花や葉が差し込めなくなるのである程度のスピードがいります。

そして、完成。

塀が隠れるほどたっぷりなあじさい。

後側から。

ほぼ上から

横から

花のアップ１

花のアップ２

花のアップ３

たくさん活け込んだけれど、36輪。
残りのあじさいでもう一つ同じボリュームの作品ができます。

塀の外も作り込もうと思いましたが、しないほうがあじさいが目立つのでここで終わりにします。

イメージはこちらから

この記事の③からイメージしました。
画像にはこんなに多くの花はありません。
塀と青いあじさいと緑の葉が鮮烈でした。

私がたっぷりのあじさいを作りたいと思ったのです。
そして、完成した作品に満足しています。

時に北野さんの画像から、時にホテルの装飾花から、そして季節の花から作品のイメージを喚起されます。

これだと思った時の喜びはうまく言葉にできません。
だから、いろいろなもの、いろいろな美しいものを見ようと動きます。

次はなにからインスピレーションをもらえるだろうか？
いつなのか、どこでなのか、なにからなのか予測はできないけれど、いつかこういう出会いがあるから生きることが楽しみなのです。

北野さん、インスピレーションをありがとうございました。

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