大田市で開催された朗読会に行ってきました。
ミニチュア作家のいわなり ちさとです。
紹介した作品は販売します。気軽にお問い合わせください。
FBで参加者の方に招待していただいて、土曜日に大田市民会館で開催された「第13回 朗読を楽しむ」に行ってきました。
劇研「空」が長く続けている朗読会です。
市外の私は今回初めて知りましたが、2時間かけて行った甲斐がありました。
地元の民話を採集し、朗読用に潤色したものを発表されました。
演目はこちら。
詳しい話や歌はパンフレットにあります。民話はどんな人から聞いたかも書いてあります。貴重な資料です。「遠野物語」に比するものと言っていいかと思いました。
そうして採集された民話を10作披露されていました。
その演者の一人が10年以上前から知り合いでした。実はその方に会いたいというのも一つの理由でした。
終わってからご挨拶できてとてもうれしかったです。
源氏物語冒頭を原文、口語、京都弁の3つにし、3人の女性がそれぞれに朗読したのも面白かったです。
京都弁にすると陰湿な後宮の人間関係がより際立つように感じられました。
また、童謡「里の秋」をアカペラで録音した音源をはさみながら、石見弁で「はなびらのように」という自作の詩を朗読したのも聴きごたえがありました。
「里の秋」は子どもの時から親しんで歌ったものですが、出征した父の帰りを母と二人で待っている時の歌ということを今回教えていただきました。
そして、もう一つ楽しみにしていたご詠歌もゆっくり聴くことができました。温泉津の清水大師寺の渡利さんが「三宝和讃」を披露されました。
違う世界にいざなわれるような時間でした。
最後は芥川龍之介の「くもの糸」。
劇団の方がカンダタのセリフをいう趣向があって、朗読の渡利さん(こちらは奥様)の語りもよかったです。
ただ、作品を選んで朗読するのではなく、テーマに沿って、さまざまな趣向で聞かせてもらえて満足しました。
この会は参加費500円でした。安すぎないかな?と思うお得なお値段で充実の時間を堪能しました。
ミニチュアちさと工房
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