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老後の人生。好きなように生きるには。

皆さんは親の介護や老後について考えたことはありますか?

私は今まで全く考えたことがありませんでした。
両親にはいつも頼るばかりで、自分のことばかり考えて生きてきました。
しかし親は私達の知らないところで確実に歳をとっています。
そして頼ってきた親には頼れなくなり、私達が支える存在となります。
本当に寂しいものですね。

現在父は70代後半。脳梗塞を患ってから歩くことが困難になっている。
母は70代前半。そんな父を介護していた母は去年から老人性うつ病にかかってしまった。
家族以外の誰とも話したがらず、日常の家事にも力が入らず、気が弱くなってしまった。
気が付けば2人で生活することが困難になっていた。
なんでこんなことが起こるのだろうか??
初めのうち私は両親の老いを認めることができませんでした。
しかし現実を認めなければいけない。

私と姉はまずうつ病の原因となっている父の介護から母を解放させることが先決と判断しました。
父と何件か有料老人ホームを見学し、その中で父が気に入った所に入所してもらいました。
初めは嫌がっていましたが、まだまだ元気な父は施設で人気者となっているようです。
施設では規則正しい生活ができ、家では全くやらなかったリハビリ(歩行の練習)にも精を出し、みるみる顔色、姿勢もよくなり元気になってきました。
やはり他人と生活することで良い緊張感ができるのだと思います。

母のうつ病も、父の介護から解放され、私の姉一家と一緒に暮らすことで少しずつ元気になってきたそうです。

母「お父さんそろそホームから出ておうちに帰ろうよ」
父「うん。もうホームでの生活もあきるよ。俺も帰りたいよ」
と両親の会話。
老人ホームにいるのにもお金がかかる。
早く今までの家に戻り2人で暮らしてもらいたい。
しかし本当に今までの家に帰ってしまい大丈夫なのだろうか。
また母は介護に疲れ、うつ病を再発しないだろうか。
不安がよぎる。
しかし今までとは違う明るい兆しが見えてきたことは確かだ。
父も母も自分の力で頑張ろうとしている。
母はうつ病を直そうと思い、父はもっと歩けるようにリハビリをしようとしている。
ぜひ2人でもう一度今までの家での生活ができるように頑張ってもらいたい。

私は今回のことで学んだことがある。
それはお金というものは本当に困った時に使うべきものだということです。
有料老人ホームに入所するにはお金がかかる。
私は初め反対していた。
しかし私の姉は父を老人ホームに入所させることを強く願い、入所させた。
私もこうする他にこのピンチを乗り越える手段が分からなかった。
両親の大事なお金を使ってしまったが、結果的にはこれで良かったのだと思う。
親の元気がないということは本当に辛いことです。
私も本当に困った時にお金を使うように、老後までにしっかりお金を貯めようと思ってしまいました。
そして私は80才を過ぎても元気で若々しく生きていたい。
今から運動をかかさず30分はしよう。
そう誓うのでした。

今日も最後まで読んで下さりありがとうございました。








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