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【映画#5】「あゝ結婚」「グリンピース」より

 こんにちは、三太です。

 新年度が始まって、ぼちぼち疲れがたまってきそうな時期です。

 しっかりと睡眠、栄養をとって、この時期を乗り越えていきたいと思っているところです。

 また、二十四節気では、「穀雨」を過ぎました。「穀雨」の次は「立夏」となります。もうそんな時期かと感じさせられます。

 では、今日は「グリンピース」に出てきた三つ目の映画、「あゝ結婚」を見ていきたいと思います。ソフィア・ローレン第三弾です。

基本情報


監督:ヴィットリオ・デ・シーカ
出演者:フィオミーナ(ソフィア・ローレン)
    ドメニコ(マルチェロ・マストロヤンニ)
 監督、出演者は前々回に紹介した「ひまわり」と共通しています。

上映時間:1時間37分
公開:1964年

あらすじ

 娼館で働いていたフィオミーナとドメニコが出会います。
 二人は結ばれますが、ドメニコがのらりくらりとして、なかなか結婚まで至ることができません。
 また、二人が出会うまでの人生も回想を通して描かれます。
 随所にはさまれるユーモアがなんとも秀逸な作品です。(家政婦のおばあさんが良い感じです)

設定

 回想が挿入される。
 背景に少し戦争がある。

感想

 二人の間の愛はなんなのかが気になりました。
 最終的に結婚することになりましたが、フィオミーナは子どもの養育を、ドメニコは自分の跡取りをしっかり育てたいということを優先した結果にすぎないような気もします。
 それも踏まえての結婚というのなら、(結婚という)結果が全ての意味を決める気もしました。

その他

 ユーモアがある。(DVDの中にあった、プロダクションノートには人情喜劇とありました)
 結婚することに重みがある。(裏には階級の差があるのかなと思わされました)
 ウィキペディアによると、この映画は喜劇とある。(しかし、それを知るまでは自分には喜劇には思えませんでした・・・)
 これもウィキペディアの情報ですが、「フィルメーナ・マルトゥラーノ」という原作がある(1946年)
プロダクションノートより
(引用)イタリアの演劇や映画には、見栄っ張りのくせにだらしなく、陽気で色事が大好きなナポリ人気質を皮肉ったナポリ喜劇というジャンルがある。

吉田修一作品とのつながり

 生い立ちを語るシーンがあること
 設定にも書きましたが、回想が挿入されるのもけっこう吉田修一作品に通ずると感じます。
 

 以上で、「あゝ結婚」については終わります。

 これで、ソフィア・ローレンの一連の作品は終了します。
 もちろん他にも出演映画はあります。
 ただ、3作ではありますが、集中的に見ていると色々と感じることもありました。
 そんなこともこれから書けたら良いかと思っています。

 それでは、読んでいただき、ありがとうございました。

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