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吉田修一 作品

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吉田修一作品を読んで、あらすじ・感想、そしてそこに出てくる映画をまとめています。
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#映画

【作品#38】『最後に手にしたいもの』

こんにちは、三太です。 先週、研究授業を行いました。 ある物語を用いて、その題名を当てる…

三太
7か月前
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【作品#32(番外編)】『小説「怒り」と映画「怒り」』/『怒り』より

こんにちは、三太です。 今週はハロウィンがありました。 自分が子どもの頃はこんなにハロウ…

三太
10か月前
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【作品#6】「突風」『熱帯魚』

こんにちは、三太です。 書斎から見える景色の、山の緑に力が入ってきており、じわじわと初夏…

三太
2年前
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【作品#5】「flowers」『パーク・ライフ』

こんにちは、三太です。 最近、国語の授業で、稲垣栄洋さんの「ダイコンは大きな根?」という…

三太
2年前
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【作品#8】『パレード』

こんにちは、三太です。 平日はもちろんですが、土日も部活動やなんやかんやと忙しい日々を過…

三太
2年前
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【作品#4】「Water」『最後の息子』

こんにちは、三太です。 連休が続き、いよいよGW感が深まってきた今日この頃です。 一か月…

三太
2年前
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【作品#1】「最後の息子」『最後の息子』

 こんにちは、三太です。  では、早速、吉田修一作品を時系列に読み直していきます。  まず一つ目の作品は「最後の息子」です。初出年は1997年(6月)。  私は文春文庫の『最後の息子』で読みました。 あらすじ まずは、この本を読んでみての自分なりのあらすじを紹介します。  ぼくが、別れた閻魔ちゃんと過ごした日々のビデオを見返している設定。K公園で大統領という名の友達がホモ狩りにあったのはLGBTの話、ぼくの母親の家出などについては女性の人権の話に通ずる。閻魔ちゃんは