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【その2】転院について/医師に求めすぎないこと

自律神経失調症・不安障害と診断され、現在も通院していることについて前回記事にしました。読んでくれてありがとうございます。

時系列で詳しく書こうとすると結構大変なので、かいつまんで、書きたいところだけ書くことにします。その内、これ関連の記事だけまとめようかなと。

というわけで今日は、【転院】についてです。
ちょっと長くなってます。


病院を変える理由

心療内科を受診していますが、様々な理由で病院を変えました。
引っ越して遠くなったり、病院側のとある都合で転院するしかなくなったり、自分ではどうしようもないことが理由の場合もあります。

今回は「医師の方針や性格と自分自身が合うかどうか」について、私自身の経験則での話をします。(参考程度にしてくださればと…)


①自分の状態を把握すること

まず、心療内科と精神科は違いがあるようです。
この辺は私は医師に直接聞いてみたり、自分で調べたりした知識なので、自分の言葉で表現して誤った情報を伝えないようこれ以上詳細は書きません。
私の場合、すでに身体に不調が表れていたこと、不調が出ている箇所に該当する病院で検査しても異常がなかったこと、受診した医師のすすめがあったことから、総合診療科を最終的に受診しました。
その後の転院では、心身に不調があるため「心療内科」を選択しました。

病院選びの際は、自分自身が今の状態をある程度把握していることが大事かなと思います。いつ頃からどんな不調があったのか、心の状態は?何か強いストレスを感じることがなかったか、どういう状況だと安定しているのか。
検査しても異常がない時、目に見えないストレスや精神的な何かが原因の場合、患者自身から情報を引き出すことがたぶん必要になるのではないかと。精神疾患といっても細分化すると種類も多いようなので、自分がどの病名に近いのか・該当するのかは、ネット上の情報での自己判断ではなく、きちんと医師に診てもらって判断してもらう方がいいです。


②転院したくなったら早めに行動する

…といっても、心身に不調をきたしてるし、次の病院を調べたり予約するだけでもめちゃくちゃ疲れます。でも症状を改善するために通院しているはずの病院が合わないために新たに負荷がかかっては元も子もないので、ここはちょっとだけがんばります!(初診は予約が数ヶ月先とかになることが多いので)

ちなみに私がまずいくつか候補を絞るために条件にしたのは以下です。

  • 自宅からの距離が近いこと(電車+徒歩で30分くらい)

  • 病院のホームページで見れる院内の雰囲気が好き

  • 病院のホームページで医師の顔が分かる

  • ネットでの病院の口コミ(余程ひどくなければいいか程度)

最終的にここから1つだけに絞って予約をしました。

最初に通院していた病院は、病院側(医師)の都合により急遽転院が必要になりました。通院日の直前だし、病院側も他の患者への連絡で忙しく、紹介状は出すので転院先は自分で決めてくださいってことでした(わぉ!)
なので、とりあえずすぐ予約がとれる所で行ったのですが、そこがまぁ全然合わず…という経験も踏まえて次の項目へ。


③医師にできること、求めすぎないこと

いくつか受診して感じたことですが、心療内科の医師はカウンセラーという立ち位置ではないのだと思います。あれこれ話を聞いてほしい、ちゃんと話を聞いてくれない、待ち時間が異常に長く診察は5~10分で終わるなんてことはよくあることなのだと割り切った方が気楽です。

過去の症例や患者自身の状態を診て、様々なお薬や生活の仕方・心の持ちようなどを教えてはくれますが、そういうのすべて端折って「じゃあお薬はこれで出しておきますね」なんていうのも普通にあります。

じっくり時間をかけて話を聞いてほしい場合は、専門のカウンセリングを受けてみたり、国の電話相談窓口を利用する、身近で信頼できる人に話を聞いてもらうなどしてもらった方がいいかもしれないです。

心療内科の医師は予約も詰まってますし、病状や前回受診からの変化を聞いて、同じお薬でまだ様子をみるか、変えてみるか、不安に思う症状があるなら〇〇科で検査した方がいいかもみたいな提案をしてくれる。私は、心療内科医をそういう立ち位置の人たちなのだと思うようにしています。

ただ、病院や医師の方針によって違うと思うので、まずは話を聞いてくれるかコミュニケーションをとってみるのもありです。ダメだったら、「症状を聞いてちゃんとお薬を処方してくれるならいっか」と思ってみるのはどうでしょうか。


④上記③を踏まえて、私が経験したこと

私は飲むお薬が何に作用するのか、医師が私の顔を見て話を聞いているか、話を聞いたうえで処方を検討してくれているか、など結構きっちり情報を聞いて納得したいタイプの面倒な患者です(笑)

②の終わりに話した急遽予約した病院では、まさにそういう性格の私とは全く合わないのが明確でした。一人あたりにかける時間がとても長く、予約通りに行っても待ち時間は一時間以上。お年をめした方が医師だったのですが、PC入力に慣れていないせいか、診察時はずっとキーボードとPC画面だけを往復して入力している状態でした。診察時間が長い理由として、医師のキーボード操作が不慣れで入力スピードがかなり遅かったことも一因のようでした。
個人の感じ方によるので一概にそうとは言えませんが、少なくとも私は高圧的に毎回お話されていると感じたし、どうとは書きませんが、私が若い人だという所でだいぶ見下すような言動が多かったです。

2週間に1回通院するのにあまりにもつらくなり、電車に乗れなくなったのはこの時でした。2週間に1回、プライベートな時間に嫌な思いをしに病院に行っている状況。なので思い切って転院するため、②の行動に移りました。


⑤何度かの転院を経て、現在の状況

その後の転院でとても良い医師と病院に出会うことができました。
休職からの復職や生活習慣の改善、公共交通機関に乗れるようになったことなどいろいろとお世話になり、運が良かったなと思います。

人によって医師に求めることは違うと思いますが、医師も人間だし、役割というものもあるので、100%合う病院を見付けるのは難しいです。
特に精神的なものが要因の場合、目に見えないので効果が分かりにくく、医師のせいなのか、患者のせいなのかみたいなことを考え始めるとキリがないないと感じます。
それよりかは、まずは自分の症状を自分自身で知ろうと努めること。でも頑張りすぎなくていいです。分からないことは知識のある医師に聞きましょう。私はこういう状態で、こうしていきたいけどどうすればいいだろうかと素直に伝えて、あなたに適度に寄り添ってアドバイスしてくれる医師と出会えたらいいなと思います。

お薬や医師の力だけで完治するような病気ではないんだなと。
今はそう受け入れているので、プラスして、自分が自分を知り、この症状とどうやってこれから生きていこうか、じゃあ何を試してみようか?と考えることが大事なのだと思います。


最後に。
かなり長くなりましたが、書いていて自分の中でも少し整理されてきた気がします。

うまくまとまってないかもですが、今回はこれで終わります。
読んでくださった方、ありがとうございました。


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