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映画感想『ミステリという勿れ』

*この文章は2023年9月にAmebloで投稿したものを加筆修正しています
*ややネタバレがあります

菅田将暉主演の『ミステリという勿れ』劇場版を観た。
(タイトル画像は、記憶を頼りにムスメが再現したもの。
左の楕円の物体は、久能くんのマフラーだそうです。ナマコかと思った。)

フジテレビらしい配役

さすがフジテレビ、という贅沢な配役。

まるで市川崑監督の金田一耕助シリーズのように、容疑者全員が有名俳優。
誰が犯人でもおかしくない。

そのうえ、
町田啓太に柴咲コウ、松坂慶子、鈴木保奈美と、美形をこれでもか!と揃えてくる。

舞台が広島。
はるか昔に観光したときの記憶も懐かしく思い出しながら、あっという間の2時間。

この数日、ムスメは公開を待ちながら、
『探偵が早すぎる』で滝藤賢一を見続けるという謎の準備をしていた。
(そっちのモジャは今回は探偵ではないよ…?)

ムスメも『ミステリという勿れ』のテレビ版が好きなのだが、9/9放送のスペシャル版でも泣いてなかったのに、映画は後半けっこう泣いていた。
予習(モジャ違い)が効いたのか。

飽きない展開、安定のキャラと主張

グロいとか極端にハラハラするとかが無いので、そういう点は小四のムスメと見ても安心。
前半、中盤、後半と、それぞれ「え?」っていう二転三転もあって退屈しない。

テレビシリーズでもそうだったが、我々人間というものの悲しい姿を描きつつ、
そこに抗う久能くんの強さに希望を感じ、間合いのいいおとぼけにクスッとできる。

劇場でリピートするかと言われたら微妙だけれど、テレビで放送されたら見る。
(…と書いた翌月、ムスメのリクエストで再度劇場で観ました。二度目も面白かった)

有名俳優だらけの中で、若手の萩原利久は辛いかな?と思ったけど、とてもよかった。
ムスメも、「ソウスケ(『探偵が早すぎる』での役名)出てたね!」と喜んでいた。

そして、どんな役も、すごい完成度でやってのける町田啓太。
一度見たら忘れない男前なのに、「何やっても町田啓太」ってならない。恐ろしい。
町田啓太でスピンオフやらないかしら。

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