見出し画像

complex001 一重(二重埋没をした話)


生まれた時から一重だった。蒙古襞もある。

中学生になり、やっと自分が目が小さいこと、一重が原因なことに気づいた。
それでも高校が化粧禁止の学校だったこともあり、気にせず過ごしていた。
大学生になり、少しでも目を大きくしようとマツエクに毎月通った。120本を欠かすことなく綺麗につけていた。今思うと勿体無い。
アイプチもしてみた。でも、私は皮膚が薄いタイプの一重で、さらにかなりの不器用なこともあり、うまくいかなかった。今見てもアイプチが汚くて恥ずかしい。
一重の女優さんがいればとても応援した。

大学時代のコミュニティに二重整形をしている子が1人いたが、幅広めに整形をしたせいか、野暮ったい目になっていた。
その子は「整形の子だよね」と呼ばれていた。
自分が一重なことよりも「整形の子」と言われることが嫌で、整形を考えたことがなかった。

しかし、社会人1年目。2020年5月。
コロナによる外出禁止から1ヶ月強経過。
入社した会社の研修も在宅課題しかなく、暇だった。
暇を持て余し、美容クリニックに二重のカウンセリングだけでも行ってみようかなという気分になり、足を踏み出してみた。

カウンセリングに行くと、すぐに埋没やった方がいいですと言われた。
モニター料金でできるとのことで、今しかないと勇気を出してやってみた。

この時の自分を褒めたい。よく踏み出した。

料金:133,980円(モニター価格)
デザイン:平行にすると不自然さが出るとのことだったので、自然さを優先し末広型、3点留め
保証:5年保証

手術自体は着替え等の必要はなく、点眼麻酔、局所麻酔、笑気麻酔をした上で10〜15分程度で終了した。
針の痛みはないが、縫われているという感覚、糸を通したあとのグッと抑えられる感覚が鈍く感じた。

手術後の痛みは3日程度で収まり、赤みは1週間ほどで引いた。
腫れているためか1ヶ月くらいは広めの二重幅だったが1ヶ月後には自然の二重幅になった。

友達にはすぐ気づかれたが、聞かれたら「そう!二重したの!」とオープンな姿勢をとった。隠すより良い対応だったと思う。
入社した会社では初めましてのため違和感なく過ごした。良いタイミングだった。

次→糸がとれた話

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?