【東京カフェ紹介②】上生菓子は祖母を思い出す特別な味
こんにちは!あまみちゃんです。
私は、生菓子が定期的に食べたくなる病にかかっています。
生菓子といっても、白あんベースの見た目も美しい上生菓子でないと満足できない、わがままな病。
年に最低4回は突然症状があらわれるので、毎回生菓子を近場でゲットできるお店はないか調査したり、コンビニに走って探しにいったりしますが、なかなか出会えない。
食べるまで治癒しないので、今回は老舗の和菓子屋さん鶴屋吉信に行ってきました!
和菓子の老舗「鶴屋吉信」
京都西陣に本店を構えており、全国でも60店舗もあります。
茶寮/カフェがある店舗も関東・関西と複数ありますが、今回は職人さんが目の前で実演してくれる菓遊茶屋のコーナーのある店舗にいきました。(店舗詳細は記事の最後に追記します)
カウンター席のみ実演が楽しめます。上生菓子を食べるという目的だったかつ、満席だったので実演はスルー。遠目で職人の技術を眺めました笑
▼メニューは季節によって変わるようです。
私は、迷わず季節の生菓子とお抹茶を注文しました。
注文から5分ほどで運ばれてきました。まさに私が求めていたもの。
美しい。。。生菓子自体の起源は奈良時代から。
今のような見た目の上生菓子は江戸時代後半に技術が最も進歩し、江戸や京都の町を中心に庶民の間で広く浸透したそうです。
上生菓子は見た目通り、白あんの甘さが広がる優しい味でした。
上生菓子は祖母との思い出の味
上生菓子を食べるときは、私は祖母を思い出します。祖母は、お茶室の先生をしており、祖母の家には小さな茶室がありました。そのため、私にとって小さなころから上生菓子は馴染みのあるお菓子であり、症状が出る要因でもあります。
当時は、上生菓子の価値もわからない小娘に、祖母はいつも教室で出す分とは別に私の分まで買ってきてくれていました。
頂くときは、祖母から作法を教わりながら、お抹茶と一緒に食べていました。
「おいしい、おいしい」と私が言いながら食べている様子を横で微笑みながら、「次も、あまみちゃんの好きそうなきれいなお菓子買ってくるね」と言ってくれていた祖母の顔は今も忘れられません。
両親が共働きだったこともあって、幼少期は祖母と過ごした時間が長かった私。当時、両親がいなくて寂しい思いをすることが一切なかったのは、祖母のおかげです。
そんな祖母は昨年他界しました。亡くなった当時は、正直のところ実感は湧きませんでした。亡くなったことを受け入れられなかったのかもしれません。
そんな中、今回の上生菓子を頂いているときに祖母のことを思い出しました。ようやく実感が湧いた瞬間でもあり、涙が止まりませんでした。と同時に、この生菓子が食べたくなる病は祖母と過ごした時間を思い出させてくれる幸せな時間だと気づきました。
これからは、上生菓子の知識をつけながら色んなお店巡りを楽しもうと思います。
そして、茶道、華道、書道、料理とすべてが完璧だった祖母のような女性を目指して、不器用ながらも挑戦することをやめない自分でいようと思いました。
少ししんみりしたお話になりましたが、結論定期的に通いたくなるようなお店でした!ぜひお近くの店舗へ行ってみてください。
店舗情報
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