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【感想】自分を知るきっかけをくれた「本当の勇気は『弱さ』を認めること」を読んで

以前、大手動画サイトで紹介されていたコンテンツで、「本当の勇気は『弱さ』を認めること」の要約を視聴したのですが、それだけでは物足りず書籍を購入し読むことにしたのです。

突きつけられる現実

著者のヒューストン大学ソーシャルネットワーク大学院研究教授のブレネー・ブラウン氏は、この本の中で「恥」による仕事やプライベート、子育てにおいて生じる障害について、事例とその対処方法や考え方を説いています。

いかなる場面でも、人は「恥」をかいた、またはかかされたと認識すると、自身の心が傷つくことを恐れ、さまざまな破滅的な行動にでます。例えば口汚く罵ったり、暴力行為に出たり、部屋に閉じ籠ったりなどです。

これらの行動を私も、当てはめて考えてみました。そして気がつくと、心当たりが多すぎて…。でも、全ての行動を恥と認識したことが始まりだと知ると、それらの行動に全て納得ができたのです。

「自分はこういう時に『怒り』のか」と。

こうして読み始めていくと、それまで「心が傷つかないように心を守るため防具」が、少しずつですが外れていく感じがしました。

助けを求めてもいい!これが自分なんだ

今、こうやって記事を書いているときも、著書の中で表現されていた「グレムリン」は、あなたの近くに潜んで攻撃(批判や非難)してきます。

「この記事を公開したら、誰もスキをつけてくれないのではないか」
「書いている内容が間違っているという指摘を受けるのではないか」
など、さまざまなグレムリンの囁きが聞こえてくるのです。

それらの攻撃を防ぐための防具が、剥がされてしまっている以上、傷を受ける覚悟が必要です。でも、受けた傷は必ず回復することができる、だから甘んじて攻撃を受けても問題はありません。

傷を癒してくれるヒーラーは、気心の知れた職場の同僚だったり、いつも一緒に暮らしている家族だったり、幼少のころから一緒に過ごしている親友などです。

そんな人たちとの接し方などを読んでいくうちに、私がこれまで蔑ろにしていたことは全て間違っていたことに気づかされたのです。それから、人との交わり方が(自分の中では)変わった感じがしています。

変わるきっかけをくれた大切な出会い

さらにいろいろな書籍から得た知識で、日々、いろいろなことを内なるコトバでアウトプットし、「ここはこうしたほうがいいかな」とか「あ〜でもない、こ〜でもない」と会議をしている毎日です。

そして、人が怒りの感情を見せているとき、その人は「どんな恥をかかされたのだろう」と考えるようになりました。その認識を少しでも方向転換できるとしたら、そう思ったことを伝えてみたりしています。

怒ることは否定しません。ただ、似た苦しみや怒りを感じた自分自身の体験を、寄り添わせて「何に対して怒っているのか」をわかってあげることが、真の信頼関係を築く上で必要不可欠なのでしょう。

こうして、以前、病院まで考えた短気だった私は、少しずつですが自覚できるぐらい変わってきていることを痛感しました。

さらに、この「本当の勇気は『弱さ』を認めること」との出会いに感謝しながら、読書による自身のアップデートを続けていきたいと思います。

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