USBメモリに存在する複数のパーティションを削除する

USBメモリに、イメージファイルを書き込む等の操作をすると、複数のパーティーションや、大きな空き領域を持つUSBメモリが出来ることがあります。 Windowsのエクスプローラでは、単一のパーティーションのUSBメモリしか想定しておらず、先頭のパーティーションしか認識してくれません。 また、GUIの管理ツールである「ディスクの管理」でもUSBメモリのパーティーションを削除することが出来ません。コマンドラインツールの「diskpart」コマンドを使うと、特別なツールをインストールすることなくパーティーションを削除することが出来ます。

「diskpart」とは、Windowsのディスクパーティション管理に関するコマンドラインツールです。このツールを使うことで、USBメモリのパーティションを削除することができます。以下に手順を紹介します。

【前提条件】

・Windowsコンピューターを利用していること ・管理者権限でコマンドプロンプトを開くことができること

USBメモリに存在する複数のパーティションを一度に削除する


「diskpart」コマンドを使うことで、USBメモリに存在する複数のパーティションを一度に削除することができます。手順は以下の通りです。

【手順】

  1. USBメモリをWindowsコンピューターに接続します。

  2. コマンドプロンプトを管理者権限で開きます。            ※「スタートメニュー」を右クリックし、「コマンドプロンプト(管理者)」を選択してください。

  3. diskpart」と入力して、Enterキーを押します。           ※ディスクパーティション管理用のコマンドラインツールが起動します。

  4. list disk」と入力して、Enterキーを押します。           ※接続されているディスクの一覧が表示されます。

  5. USBメモリを特定します。                   ※USBメモリの容量やディスクのサイズなどを確認して、特定してください。

  6. select disk [番号]」と入力して、Enterキーを押します。      ※[番号]には、先ほど特定したUSBメモリの番号を入力してください。

  7. clean」と入力して、Enterキーを押します。          ※USBメモリに存在するすべてのパーティションを削除します。

  8. create partition primary」と入力して、Enterキーを押します。   ※プライマリパーティーションを作成します。 

  9. exit」と入力して、Enterキーを押します。             ※ディスクパーティション管理用のコマンドラインツールを終了します。

  10. USBメモリをコンピューターから安全に取り外します。USBメモリのパーティションを削除する

以上が、USBメモリに存在する複数のパーティションを一度に削除する手順になります。ただし、この方法を使うと、USBメモリに保存されているデータもすべて削除されるため、注意が必要です。

USBメモリのパーティションを個別に削除する


「diskpart」コマンドを使うことで、USBメモリに存在する複数のパーティションを個別に削除することもできます。手順は以下の通りです。

【手順】

  1. USBUSBメモリのパーティションを個別に削除するメモリをWindowsコンピューターに接続します。

  2. コマンドプロンプトを管理者権限で開きます。                                          ※「スタートメニュー」を右クリックし、「コマンドプロンプト(管理者)」を選択してください。

  3. diskpart」と入力して、Enterキーを押します。                                 ※ディスクパーティション管理用のコマンドラインツールが起動します。

  4. list disk」と入力して、Enterキーを押します。                                  ※接続されているディスクの一覧が表示されます。

  5. USBメモリを特定します。                                                               ※USBメモリの容量やディスクのサイズなどを確認して、特定してください。

  6. select disk [番号]」と入力して、Enterキーを押します。              ※[番号]には、先ほど特定したUSBメモリの番号を入力してください。

  7. list partition」と入力して、Enterキーを押します。                     ※USBメモリに存在するパーティションの一覧が表示されます。

  8. 削除するパーティションを特定します。                                               ※パーティションの容量や種類などを確認して、削除するパーティションを特定してください。

  9. select partition [番号]」と入力して、Enterキーを押します。       ※[番号]には、削除するパーティションの番号を入力してください。

  10. delete partition」と入力して、Enterキーを押します。                   ※パーティションを削除します。

  11. exit」と入力して、Enterキーを押します。                                       ※ディスクパーティション管理用のコマンドラインツールを終了します。

  12. USBメモリをコンピューターから安全に取り外します。

以上、USBメモリのパーティションを削除する方法を紹介しました。コマンドプロンプトを使う方法なので、初めての人には少し難しいかもしれませんが、慣れてしまえば簡単に操作できるようになります。ぜひ、お試しください。

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