aptX LLでテレビを聴きたいだけなのに

古いテレビの音をラグなくワイヤレスで飛ばせないか?
そんな願いから、果てはコーデックの話まで調べる事になるとは思いも寄らなかった。
ある日親戚からテレビの音が隣の部屋に抜けてうるさいから何とかならないか?と相談を受けた。
古い戸建てのためにどうやら音漏れが気になるらしい。
ならばBluetoothでテレビの音をイヤホンで聞けばいいと考えたのだが、そのテレビは十数年前のもの。Bluetoothの発信機能など付いているわけも無い。
ならばならばと、Bluetoothトランスミッター、外付けでBluetoothを発信する機器を調べてみた。いわゆるこういうの。

レビューを見るとどの製品にも音ズレのコメントが出てくる。
口パクになるのは楽しくないから低遅延のものはないかと調べると、apt-X LLというワードにたどり着く。
何なのか調べてみると、音の圧縮規格の一つらしい。細かいことは分からないが、この規格なら遅延が起こりにくいようだ。いいじゃないか。じゃあapt-X LL対応のBluetoothトランスミッターを買って、受信側のイヤホンもapt-X LL対応ならばOKということだ。今使ってるイヤホンはそれなりにいいやつだから規格対応してそうだし、そのまま譲ってしまってもいいんじゃないか?

〇参考〇Bluetoothイヤホンの「aptX LL」コーデックとは?【高音質で低遅延! 】
https://www.radius.co.jp/blog/aptxll/

とは上手くいかなかった。apt-X LL対応のイヤホンというのは非常に数が少ないのだ。


手持ちのイヤホンもapt-X LLに対応しておらず、親戚が気に入っているShokzのイヤホンも、apt-X LL対応機種は残念ながら終売。
イヤホンも新たに吟味する気力も予算もないので、頭の中の理想は崩れてしまった。がっかりだ。
とはいえここまで調べておいて何もしないのも勿体ない。
という事で、Bluetoothトランスミッターだけでも購入して遅延が如何ほどのものなのか調べてみようと思う。
散々調べて結局うまくいかないと気付いた時は毎回うんざりする。
コーデックってなんなんだよもー。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?