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フードシェアリングアプリ【TABETE】について

フードシェアリングの仕組みを通し、TABETE はパン、ケーキ店、ホテル、飲食店、スーパー等のお店

で、まだおいしく安全に食べられるのに「食品ロス」の危機に面している食べ物をユーザーとマッチング

するアプリ。このアプリによってお店は無駄を減らして売り上げを増やすことができ、ユーザー側も美味

しく食べながら社会貢献ができる。持続可能な経済を見据えて、食の心地よい売り方、買い方を応援す

る、全ての人がハッピーなサービスだ。商品は直接お店に向かい、受け取ることになっており商品によっ

ては通常価格より商品がお安く買える仕組みになっている。お店側としては売上という経済合理性を担保

するだけではなく、無駄を減らして売り上げを増やすことができる。実際に TABETE を導入した「株式会

社パンとエスプレッソと東京」店は6ヶ月で 350 万円以上の経済効果と1,100 人以上の新規来店効果を生

み出すことに成功した。導入前の会社はロスの発生を想定して製造量を調節する必要があり、夕方に売り

切れ商品が出て結果として品揃えが悪くなってしまうことがあった。そして夕方に来店するお客さんの満

足も低迷するという課題があった。しかし導入後、新規顧客が来店し、食品ロスとして 2200 食 1100kg の食品ロスを削減することにつながった。また来店に直接きてもらえることから「ついで買い」が増えたと

いう。追記でデータからユーザの 24%が 251〜751 円以上でついで買いをしている。まさに次世代のフードシェアリングだといえる。


  食品ロスは社会でもだいぶ前から環境問題として取り上げられている。コンビニやスーパーはそういった

課題解決のために商品の値段を下げたり、ポイントをつけたりしてお客さんに目が行くようにしていた。

TABETE の第一に注目すべきとこはお客さんが食べたいカテゴリーを選べるようにしたこと、それを可視

化したことでフードロスに革命を起こしたのである。今まではその店に行かないと商品の状況がわからな

かった。商品の期限が近いと買わなかったり、退店してしまうのだ。可視化することによって「その日に

食べたい」お客さんの気持ちとマッチし、「フードロスをなくしてあげたい」「安く買える」が気持ちもと

もなって相乗効果が起きていると考える。懸念点としてこのアプリが流行り、フードロスによる商品の値

下げのタイミングでお客さんが増加するという点である。これだとフードロスは解決できる方向ではある

ものの、売上が減少してしまう。その対策としてフードロスになる時間より前に来てもらうことによって

得られるサービスを作ったり、次回使えるクーポンなどの配布などを作る必要があると考えた。さもない

と「夕方、店の前で、多くの人がアプリを開き、目を輝かせている」なんてことが起きてしまうからだ。

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