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hololiveERROR 電車編を鉄オタが考察してみた

私、鉄オタ兼地理オタのホロリスとして以前から青上町の地理を考察していたのですが、今回はあの謎のSL列車…の客車部分を主に焦点を当てて話していこうと思います!

注意書き⚠️

・この記事にはhololive ERROR 15話までのネタバレ及びスクショが含まれています。まだ見てない方は、見てきてから帰ってきて頂けると幸いですm(_ _)m

・サムネ及び記事内画像は、明記がされてないものは全て上記動画のスクショです。上記リンクをもって引用元とさせて頂きます
・【追記 5/29  私の記事を見て、『きよたき』氏が作中に登場する車内のモデルとなった車両を特定されていたので、今回私のnoteに反映させていただきました。
書き直しの許可を頂いたきよたき氏に、この場を借りて感謝申し上げますm(_ _)m】


状況整理(8〜15話)

まず、8話で主人公が青上町に向かっていた時に目の前に時乃が現れた時は、ボックスシートとロングシートのミックスであるセミクロスシートでした。
他にも、窓が開きそうだったり通路扉が両開きだったり等から1970〜80年代の急行型車両だと推察します。

【追記  この車内にそっくりな車両を発見しました。それは、国鉄50系(オハフ50)という客車です。現在は真岡鐵道で走っていますが、昔は全国で見ることが出来たようです。

並べてみるとそっくりですよね。
この形式は通勤用に製造された客車であり、1977〜82年製造とされている(Wikipedia)ので1980年代の通勤車両の様子ということになります。】

余談ですが、青上町の発展具合や『平成■■年』というカットインの後に昔の車両が映し出された為、当時我々はとても困惑していた思い出がありますw

次に11話。この車内にロングシートは無いのでこれはオールボックスシートです。客室内にドアがない事や席の角の丸みや通路扉が明らかに違うことから、1960年ごろまで活躍していた客車列車だと推察します。また、荷物棚が金網で出来てるのも昔の車両の特徴です。
【追記  よくよく確認したところ、つり革とロングシート部分が撤去され荷物棚が増設されただけで車両は変わっていないようです。

調べたところ、通路扉が両開きの客車はオハフ50の他に無いようです。
オールボックスシートや足し引きされた設備の特徴からこの車両は急行列車用に製造された50系という事にしました。追加料金を取って長距離を走る為の客車で、今で言う特急車両みたいな感覚でOKです。
そのため年代は変わらず、1980年代の長距離列車の様子ということになります。】

続く12話。座席は50系のままですが、つり革が追加されていたり荷物棚が金網からパイプになっています。

参考資料:パイプの荷物棚

【追記  先程も書きましたが、昔の車両は荷物棚が金網で出来ていました。しかし、1990年代から今のようにパイプを並行にさせるタイプが主流になっています。】


13・14話では、8話と同じくセミクロスシートに戻っていますが、8話には無かった荷物棚が増設されています。

そしてどんでん返しの15話。友香は14話ではセミクロスシートのロングシート部分に座って居たはずでしたが、15話ではオールロングシートになっています。

これまでの車内とは全くの別物に

それだけではありません。客室の中にドアが出現し、通路扉は片開きに。つり革の量も圧倒的に多くなり、荷物棚もパイプになっています。
皆さんのよく知る現代の通勤電車にだいぶ近づいたと思います。だいたい2000年頃から活躍しています。
【追記  こちらもモデルらしき車両を見つけました。103系の40N体質改善施工車と呼ばれるものです。

OP画像。窓の上下比に注目

窓枠の上下比が5:5になってなかったり、ドアの窓が大きい等の特徴が合致します。
103系が製造されたのは1963〜84年ですが、JR西日本では古い車両を末永く使うために1996〜2001年に延命工事を施しました。そして今年(2022年)の3月まで、現役の通勤電車として活躍していました。前に挙げたオハフ50はスハフ32は通勤用の役目を終えて観光用として走っていますが、103系はつい先日まで普通の通勤車両だったのです。
15話やOPの車内は工事後の様子なので、2001〜2021年の車両と言って差し支えないでしょう。】
画像引用元


美空 時乃 登場

ラストの衝撃シーンですが、時乃(主人公)の後ろには、先程まで無かったはずのボックスシートの後ろ側(白い壁)が見えます。

実は青上駅も…

青上駅の設備にも不思議な所があります。
8話のOP後、改札口らしき所には、人によっては「何これ?ゴミ箱?」と思ってしまうかもしれない箱が。最近の若い子は知らないと思いますが(ちなみに筆者は17歳)、自動改札機ができる前はここに駅員が立って切符を確認していたのです。
しかしここに駅員は居ない。1話や8話の景色を見ると、結構発展してるのにも関わらず無人駅のようなのです。
他にも不自然な点が沢山ありますが、ここではまとめ切れないのと新しい記事を読んで欲しいので是非ご覧下さい

考察

結論から言うと、『現実』に連れ戻そうとする時乃を象徴するのが『通勤型』、『理想』に留まろうとする時乃を象徴するのが『急行型』なのだと考えました。

まず、お気づきの方も多いと思いますが、列車の車内は探索していくにつれ…言い換えると時乃(現実)に近付くにつれ、車内の設備がどんどん新しくなっていくのです
【追記  また、読者の貴方に聞きます。急行列車…今風に言い換えると特急列車に乗る時ってワクワクしませんか?通勤電車とは違う非日常感を感じるはずです。
それが探索をしていくに連れて通勤電車の様子になっていってるので、時乃(理想)はどんどんと現実に連れ戻されている…という見方もできます。】
そして、時乃は狙ったタイミングで瓦礫を降らせたり学校を迷路にしたりして主人公を足止めしている事から美空時乃は空間を操れるor自分の為の空間が作れるという能力を持っているのでは無いでしょうか?そうすれば、「その妄想で誰が救われるの?」というセリフにも合点がいきます。

4話。主人公の目の前に瓦礫が降り注ぐが…
その背後には時乃(現実)が。
ゲーム体験版。お札の貼られた鉄パイプや…
神社の鳥居などで主人公の行く手を阻む。

↓引用元

つまり最初に乗り込んだ車両は完全に時乃(理想)の空間でしたが、近付くにつれ時乃(現実)に相殺されていき、最終的には完全に時乃(現実)の空間になってしまった…というわけです。
こうしてみると、青上駅の改札がとても寂れてるのも、もしかしたら時乃の能力によるものなのかもしれません。
【追記  実は、50系客車と103系の製造時期はほぼ同じです。しかし、50系は1995年には通勤用としての役目を終えてしまったのに対して103系は2021年度末まで通勤用の役目を全うしていたのです。
ここからは完全に妄想なのですが…
40年程前に時乃という存在が2人に分裂した。時乃(現実)は成長しながら現代まで生きることができたが、時乃(理想)は過去に囚われたままで成長できてない……なんてストーリーが秘められているのかもしれません。】

16話に期待!(あとがき)

鉄オタの目線から色々と考察してみた訳ですが楽しんで頂けたでしょうか。
電車編はオタク目線で不自然な所ばかりだったので、15話を見て点と点が繋がった感じですw とはいえ、青上駅のくだりは妄想の域を出ませんし、能力も本当にコレが正解かはわかりませんから… 16話で更なる伏線回収がある事を期待したいです!
【追記  私、鉄オタを名乗っておきながら実は車両に疎かったので『きよたき』氏のお陰で記事がとても面白くなったと思います!氏に特大の感謝を🙏🏻】

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