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上手くいかないのは、〇〇ー〇共有不足ではないのか。

私は、小学校で指導教諭をしています。

教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信
しています。


同じ思いを描いているか。

子どもとの関りにおいて、同じイメージを共有できているかはとても大切なことです。(仕事の面でも同じですね。)

イメージを確認していない状態で、
自分のイメージを分かってもらおうとしても、
そうそう上手くいくものではありません。

スポーツにおいても、それが大事。

最近、少年スポーツのコーチをしている私はある書籍を読みました。

その書籍は、
欧州リーグ優勝をしたクラブとしても、人気が高いスペインのフットボールチーム「ビジャレアル」の育成改革に携わった著者が書かれた
「教えないスキル」という本です。

その書籍の中にも

「走れ」「走れていない」という言葉があります。
走れていない。この理解は人それぞれまったく異なります。コーチが「全然走れてないぞ」と言っても、その選手からすれば「今日はめちゃめちゃ走ったのに」と感じている。
そんな例は少なくありません。
そもそも試合中に「走れる」とはどんな選手なのか。イメージが揃っていません。
日本でいう「ボールを動かせ」、これもよく言われます。
選手はどの程度の状態が「ボールを動かしていいサッカー」をしているのか否かの判別がつきません。が、コーチはベンチで「もっと動かして」と焦っているわけです。
そのような「イメージの乖離」は、意味のある学びの場を提供することで解消できます。

教えないスキル

子育てにおいても

子育てにおいても、抽象的な言葉はダメだ。と言われていますよね。

「しっかり、そうじてね。」
「ちゃんと、歩こう。」などなど。

分かっちゃいるけど、使ってしまう言葉かもしれません。

ただ、やっぱり、使わない方がイメージの共有がしやすくなりますね。

①共通認識を作るために

まずは、共通認識を作るために、映像を使うか、体験させることが大事です。

もちろん、言葉でも説明しますが

それでは、足らない場合は、理想の姿を客観視することがいいと思います。

この理想の姿を大人と子どもでどれだけ持てるかが、その後の行動に大きく影響してくると思っています。

②現状を客観視させる。

理想を確認した後は、やっぱり
現状の把握です。

今どのような状況で、
次何をすればよいのか。

それを子どもに考えさせたいものです。

片づけを例に。

家で片づけをさせたいとします。
その際に、まずは一緒に片づけをしてみます。

そして、すかさず
「元通りに片付けられたね。これを今度は1人でやってみよう。」とか
「これを食事の前までにできるかな?」とか
「〇分でやってみよう。」と

声をかけるのがおすすめです。

体験 → ゴールイメージをもたせる。 → 一人で行動する。

このようなイメージです。

最後に…

時間がないときには、ついつい言葉での声掛けになってしまいますよね。

そんな時は、
数字を使ったり、
具体物を使ったりして、イメージをもたせるようにしています。

「床に置いてあるものを0にしよう。」(数字)
「白線よりも内側を歩こう。」(具体物)

などなど。

結局は、話す側が伝わっていると思いこまず、
伝わっているかどうかを考えたいものです。

相手が子どもの場合は特に…。

それでは、仕事に行ってきます。

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