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自分の心のしずかな革命(未完成)031

(アタリナチュラ)
ロボットは自ら仕事をしようとは思わない。
ロボットは何かを感じたり悲しんだり喜んだりもしない。
不平を言わないが満足もしない、達成感や幸福感を得ることもない。
感情があるようにふるまいヒトが錯覚しているだけなの。
ロボットにとっては動いていても止まりつづけていても価値はない。
だから「ロボットと共存できるのか」という問いは正しくない。
ヒトがロボットを上手に使うことができるかどうか、という問題なのだろう。
できない、というならロボットのスイッチを切るしかない。

(住民)
大本を辿ればロボットが自ら何かを成していることはひとつもないということか。
では、きっとヒトはロボットをうまく使っていくことができるはずだね。

(アタリナチュラ)
そう。
問題は技術の進歩ではなく、ヒトの心の進化なんだ。

(住民)
心の進化?

(アタリナチュラ)
環境問題、人工知能とロボットの問題、お金の問題、といったことが自然の持続可能性を脅かすようになった今、それらを生み出したぼくたちは自分の心を進化させないといけないと思う。

(住民)
自分の心をどんなふうにすればいいの?

(アタリナチュラ)
特別なことは何もなくすぐにできることなんだけど、どういうわけかすごくむずかしいんだ。

つづく。

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