「会議革命」齋藤孝さん
日本の会議について、多くの人が不満を持っているのに、具体的にどこが不満か分からない。
ズバッと指摘し、解決策も提示する一冊。
▼無駄な会議の嫌なところ
会議に自分の時間が奪われていくことが嫌なわけではない。
そうではなくて、自分のもっている能力が100だとしますと、そのうちの10以下しか使わなくとも、その会議には参加できてしまう。そのことが嫌なのではないか。
もっというと、10人が参加するなら10人が100
使える会議にしたい。
そのための方法の一つがホワイトボード。
▼ホワイトボードの脱色作用
権力をもった人の発言は、その権力者の声とともに発せられると、強い影響力をもつ。
しかし、発言のキーワードを板書してしまえば、それは他のキーワードと並列されることになる。
個人の人格的な迫力や権力性は、脱色されます。
人ではなくアイディアの質そのものへ意識を向かわせる。これがホワイトボードの効用。
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