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卵白の気泡〜④泡の時間的変化〜

おはようございます😊Bonjour(ボンジュール)
こんにちは😊Bonjour(ボンジュール)
こんばんは😊Bonsoir(ボンソワール)
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卵白泡その他の泡は、放置すると次のようになる。

気泡の再分布
 卵白泡は、最初細かくきれいにそろっているが、放置しておくと、細かい泡が大きな泡と合体して気泡数が少なくなり、大きな泡はますます大きくなる。
 これを、泡の再分布という。
 再分布の速い泡は不安定であり、やや変化の緩慢な泡は、比較的安定している。

添加物による泡の変化(3時間後)

 上の写真は、食塩、水飴、クリームターター(酒石英)、砂糖を入れて泡立て、各々3時間後の泡の変化を見たものである。
 最初、容器いっぱいに平らにして入れた泡は、次第に変化した。
 最も泡の状態が悪くなったのは、食塩を添加したもので、ザクザクした泡になり、容積は最も少なくなった。
 次は水飴添加のもので、泡はやや少なくなった。
 クリームターターのものは、表面が乾燥して薄い膜を張ったように見え、最もよい泡は砂糖を添加したものであった。

 これらの変化は、泡膜にかかる空気の圧力によって起こっている。

 今、大小泡が接しているとすれば、気泡中の圧力は、次の式で表される。

  気泡中の圧力=P+4γ/R
(P=大気圧、γ=表面張力、R=気泡の半径)

 式のうち大気圧Pと表面張力γは一定であるから、気泡中の圧力は、気泡の大小によって決まる。
 上の式でわかるように、大きな泡は気泡中の圧力が小さく、小さな泡は圧力が大きいので、下図に示すように、大小の泡の境界面は、小さな泡の方がふくれてくる。

大小泡の境の状態

  そしてこの境では、境界膜を通って、小さな泡の気体が大きな泡の方に拡散するので、大きな泡は増々大きくなり、小さな泡は逆に小さくなって、ついに消滅し、泡の再分布が行われる。

泡膜の厚みの変化
 卵白泡を放置しておくと、下部に液体が集まることがすでにわかっている。
 これは、泡膜が絶えず大気圧や重力の作用を受けているので、泡膜から液体が流れ出し、底に集まるためである。
 この離液が多くなるに従って、泡膜は増々薄くなっていく。

 この離液量を少量におさえるには、
①泡の周りの液体密度を小さくする。
②泡膜の厚みを薄くする。
③液体の粘度を大きくする。
などの方法がある。

フランス

親しい人との会話で、
「元気?」をフランス語で、
Ça va?(サ ヴァ)でした☺️

では、親しい人との会話で、
「元気だよ。君は?」をフランス語に翻訳すると…

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Ça va.Et toi?(サ ヴァ エ トワ)です☺️

Au revoir(オ ルヴォワール)さようなら👋

著書:洋菓子材料の調理科学
著者:竹林 やゑ子

 この著書を参考にブログを作成することで
学ばせていただいております。
 感謝いたします。

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