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その子の名は・・・

その子の名前はマリリン。
マリリンモンローと同じ所に黒いブチがある。
全体は白黒のブチのふわふわした毛の持ち主。

高校生の頃、捨て猫を連れてきた。
電車通学の私は、カーディガンの袖にその子を隠して
内緒で自宅に招き入れた。

マリリンと名付けて家族の一員。
トイレは一発で覚えて。。
良く鳴き、良く食べ、おてんばなマリリン。

寝るときはいつもくっついて寝ていた。
朝は私の首にお腹をまたいでいたり、
足元に丸くなって寝たり。。。
時々嚙みついたりしたっけ。。

帰宅するといつも玄関にお出迎えしてくれたマリリン。
いつも後をくっついていたマリリン。

さかりで苦しそうな姿を見かねて手術したね。
痛かったよね。。
子供産みたかったかな。。。

のりと生クリーム大好物だったね。

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家を出る日。
マリリンとお別れをして、母に預けた。

子供が生まれ里帰りをした時もマリリンは
気にして近づいたり離れたり。。。
落ち着かない様子。。
マリリンを母に預けた私は何となく罪悪感でいっぱいだったな。

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息子が3歳になった時。。。
おばあちゃんになったマリリンは病気になり弱っていった。。
そしてある日…
ミャーっと一言。。。息をひきとった。

悲しくて悲しくて悲しくて。。。

息子と母と火葬して庭で眠らせた。
3歳の息子は平然としていたけど
いざ火葬となった時、号泣。
何度も名前を言って号泣。。。

最近、マリリンの事をよく思い出します。
あの頃は戻ってこないけど
確かに一緒にいた。
とても可愛くて。。。
別れが辛いから次はないんです。
仕事忙しいから一緒にいてあげられないし。。

一緒にいてくれてありがとう。
今はその気持ちでいっぱいです