見出し画像

【旅録】~山形県酒田市編②~

どうもこんにちは。六郎です。

10月ですね。一年早いもので今年もあと3か月足らずとなりました。
失ったものも多く、やり残しばかりが増え、人によっては暗い年末へと突入してしまいそうですが、良い思い出をエネルギーに変えて今年の残りを踏ん張っていきましょう。(自分に言っております。笑)

さてさて、良い思い出「旅録~山形県酒田市編~」の続きを書いていきます。

旅のスタートから山形に到着しレンタカー屋までの歩道で止まってしまいましたね。まだまだ旅はこれからですね。

レンタカーを借りて、まず向かったのは最上川の舟下り。
でしたが、なんとも中途半端な季節であったことから、実際に舟下りはせず、道の駅ならぬ川の駅・最上峡くさなぎ(草薙港)に行ったのみとなりました。笑

山形と言えば、松尾芭蕉の「奥の細道」のルート内であり、とてもゆかりのある土地とされているので、銅像をよく目にします。

画像1

色が変わっている部分は、人が触った跡なのか、なにかご利益があるのでしょうか。

松尾芭蕉と言えば、服部半蔵と同一人物だったという都市伝説が有名ですよね。
当時の平均寿命は50歳でありながら、46歳の芭蕉は毎日50キロのペースで歩くことができた。各土地の関所(検問所)もフリーパスできていた。伊賀流忍者で有名な三重県伊賀市が芭蕉の出身である。などなど理由はあるようです。
ただ、これはあくまで都市伝説で時間軸的に年齢が合わないということから否定の声も多いようです。
これが本当かどうかはさておいて、松尾芭蕉は只者ではないことは想像できます。
何にせよロマンがあり、わくわくするお話ですね。

だいぶ話が脱線してしましたが、次にそんな松尾芭蕉も登った出羽三山(でわさんざん)の一つである「羽黒山(はぐろさん)」に向かいました。

画像2

出羽三山は月山・羽黒山・湯殿山の総称とされる世界遺産のひとつであり、三山それぞれの山頂には神社があり、それらを総称して出羽三山神社といいます。

画像3

なかでも羽黒山には3社の神を併せて祀る三神合祭殿があるわけですが、そこへたどり着くためには2446段の石段を上がらなけらばなりません。

数字で言われてもピンとこなっかった僕は軽い気持ちでチャレンジ。

画像4

出羽三山の玄関口である羽黒山の「随神門」にはコロナの問題もありマスク着用での参拝案内。

画像5

“もののけ感” 漂うなか足を進めると、すぐに須賀の滝があります。

画像6

簡単に参拝を済ませ、先に進みます。

国宝「羽黒山五重塔」

画像7

画像8

1372年に再建されたといわれており、全国を代表する美塔の一つです。

結構な迫力があり興奮も冷めやらぬなか、更に石段を進んでいきます。

画像9

景色を楽しみながらゆっくり上ろう、なんて幻想はすぐに崩れ落ちました。

眺めを写真に収めながら歩くこともできず、足元を見ながら無心で上ることが精一杯でした。笑

この石段には盃やひょうたんなど33個の彫り物が刻まれ 、すべて見つけると願いが叶うといわれているようですが、僕は一つも見つけられないほど余裕がなかったです。
2、3か所、休憩地点のようなものがありましたが、早く終わらせたい気持ちが強かった僕は水分補給のみの休憩程度で先を進み続けました。

上り続けること1時間、ようやく頂上に到着。2020年一番の達成感でした。笑

達成感と高揚感に包まれるなか、楽しみにしていた三神合祭殿へと向かうとそこには。。。

画像10

神社仏閣あるある。
足場とメッシュシートに囲まれた、萎える歴史的建造物。笑

気持ちが少し冷めながらも参拝いたします。

画像11

湯殿山神社、月山神社、出羽神社をれぞれの扁額があります。

扁額のデザインは3つとも素材やフォントもバラバラで、ちゃんと分けて祀っていることを感じます。

左に湯殿山神社。

画像12

御祭神は大山祇命、大己貴命、少彦名命。

右に出羽神社。

画像13

御祭神は伊氏波神、倉稲魂命。

中央に月山神社。

画像14

御祭神は月読命。

奥を覗きますと三神合祭殿と扁額。

画像15

御本殿長押に二十四孝の彫刻があるのも印象的です。

そして、またまたございました。

画像16

境内には鐘楼と建治の大鐘や鏡池などあり、山頂にしてはいろんな建物がありましたが、僕が気になったのは摂社・末社群です。

出羽三山には百一末社と称し多数の末社が散在している。

画像17

【大雷神社】御祭神として農耕の神・雷神の大雷神を祀る。
【健角身神社】旅の安全や健脚の守護神である建角身神を祀る。
【稲荷神社】御祭神として食物や養蚕・五穀豊穣の神とされる保食神を祀る。
【大山祗神社】山海の神で酒造の祖神である大山祇神を祀る。
【白山神社】白山の神で、牛馬守護神・農耕神・縁結びの女神とされる白山比売神・菊理姫神を祀る。
【思兼神社】知恵の神である八意思兼神を祀る。(他、数ヶ所合祀しています。)
【八坂神社】病難退散・農業の神・縁結びの神とされる健速須佐之男神を祀る。

ある程度、境内を見回り尽くし、満足した気持ちになると、ふとある考えが頭をよぎりました。

「どうやって下りるんだ・・・」

前情報がない人は誰もが思うことでしょう。笑

実際、上っている途中では下ってくる人とすれ違いっていましたから頭のどこかでわかっていたことだと思いますが、頂上について改めて考えると受け入れがたいことです。

しかし、救われました。。。

画像18

なんとバスがありました。

なにも調べずに上りだしてしまった僕には想像を絶する幸運だと感じましたね。
よくよく調べると上りのバスもあるようで、楽をしたい方にはバスの往復だけで良さそうです。

ただ、足で上ったからこその思いや感じるものもあると思うので、僕としては上りは足で、下りはバスがオススメのコースだと思いました。
(そう思わないとやってられません。笑)

おかげでこの日のビールは格別でした。

運動もして、なんとなくスッキリした心地よい気持ちでお酒を飲み、美味しい食べ物をいただき、とても良い一日を過ごすことができました。

山形県1日目のお話はこの辺にして、続きは次回にしましょう。
次回で「旅録~山形県酒田市編~」を終わりにしたいと思います。

ありがとうございます。


画像19


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?