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【長野県中野市】古民家ゲストハウスモニターツアーレポート!

2021年11月、長野県中野市にオープンした古民家ゲストハウス「ZENYA(ゼンヤ)」。宿泊施設のみならずコワーキングスペースやシェアオフィスを併設し、ワーケーションの拠点としても注目を集めています。今回は「ZENYA」のオープンを記念して開催されたモニターツアーの様子をご紹介します。

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【はじめに】モニターツアー概要

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古民家ゲストハウス「ZENYA」を拠点に、中野市の魅力を体験する今回のモニターツアー。「ZENYA」での宿泊やテレワーク体験のほか、中野市街の街歩きに出かけたり、地域の方・移住者と語り合ったり、中野市の隠された魅力の発見を目的としています。
【開催日】
2021年10月17日(日)〜19日(火)
【ツアー内容】
・地域の方と参加する「ZENYA」オープニングイベント
・古民家ゲストハウス「ZENYA」での宿泊・テレワーク体験
・市内のおいしいものが集まるグルメイベント「おごっそフェア」参加
・中野をよく知る先輩ガイドと街歩き
・地元ベーカリーとパン作りワークショップ
・中野特産野菜「ぼたんこしょう」収穫体験
・中野市の魅力を考え、発信するトークセッション

今回は、上記ツアー内容から一部の企画をレポートします。

長野県中野市について

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長野県中野市は、長野県の北部に位置する美しい山々に囲まれた土地。誰もが知っている唱歌「故郷」の作詞家・高野辰之が生まれ育った町としても知られています。

ふるさとの原風景が残る自然豊かな土地である一方で、中野市は生活利便性にも優れた街。市街地にはスーパーや病院も多数あり、田舎ながらも生活に不便がない、田舎過ぎない「ちょうどいい田舎」がここにあります。

さらに周囲を山々に囲まれている中野市は、車で30分ほどの場所にスキー場が8つ以上も点在しています。その日の天候に合わせてゲレンデを選べるというスキー・スノボ好きにはとっておきの立地です。

交通の便についても高速道路のインターチェンジが2つあり、新幹線駅にも近いため、首都圏からのアクセスも抜群。今回訪れた「ZENYA」には東京・上野駅から新幹線に乗って3時間弱で到着しました。

【ツアー1日目】古民家ゲストハウス「ZENYA」のオープニングイベントへ

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モニターツアー1日目は、中野市の特産品を味わえる食のイベント「おごっそフェア」、地域ガイドとの街歩きを終えたのち、「ZENYA」のオープニングイベントに参加しました。

「ZENYA」は、「起業」「開業」「移住」をテーマにコミュニティハブの要素を持つ複合施設。かつて地元で長年愛された寝具店を改修し、さまざまな機能(コワーキングスペース・レンタルオフィス、宿泊施設)を併せ持つ複合施設として生まれ変わりました。

オープニングパーティーでは、中野市への移住者が開業したレストラン「Bistro Kuu」から見た目にも美しい料理の数々が振る舞われ、モニターツアー参加者もご満悦。美味しい食事に一同、舌鼓を打ちました。
Zenyaプロデューサーの関さんや、地域おこし協力隊の方との会話も弾み、パンフレット等では分からない中野市の魅力に触れることができました。

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夕食後はそのまま「ZENYA」に宿泊。オープン前の新施設を一足先に体験しました。

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「ZENYA」のゲストルームは、ウォルナットカラーの天井とグレーの落ち着いた雰囲気が印象的。テレワークに集中できるデスク環境も整えられています。

なお、各お部屋は日中プライベートコワーキングルームとしても利用できるのだそう。テレビ会議や個室で集中して仕事がしたいときなど、通常のコワーキングスペースとともに場面にあわせて使い分けられます。

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2名同時にテレワークが可能なデスク環境も一部(1Aのみ)整備されています。

【ツアー2日目】移住者が営む地元ベーカリーとのパン作り体験

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2日目は朝からパン作りのワークショップに参加。地元のドイツパン専門店「ベッカライ ウラノ」の店主・浦野さんの指導のもと、ツアー参加者はパン作りを体験しました。今回は、食用薔薇を使ったパンとエノキとベーコンを使ったスコーンの2種類を作ります。

実は「ベッカライ ウラノ」の店主・浦野さんは、2010年に群馬県から長野市に引っ越し後、2011年から中野市民に。ドイツでのパン作りの経験を生かして、2017年に中野市でドイツパン専門店を開業されました。パン作りの合間には、中野市に移り住んでからパン専門店を開業するまでのお話や、お店のこだわりなども聞くことができました。

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初めてパン作りを体験する方も多く、あらためてパン作りの大変さが身に沁みたという声も。一方で「パンが発酵しているところや、焼かれているところを見るのって楽しい。匂いも最高!」と喜びの声もあがりました。

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普段なかなか口にできない焼きたてのパンとスコーン。手作りならではの食感と香りに参加者も大満足の企画でした。

【ツアー2日目】中野特産野菜「ぼたんこしょう」収穫体験

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2日目の午後からは、中野市の伝統野菜「ぼたんこしょう」の収穫体験を行いました。収穫体験が行われたのは中野市の山村部。細い農道を上がると里山にほど近い、意外と小さな畑に着きました。

ぼたんこしょうとは、ナス科トウガラシ属のピーマン型トウガラシのこと。信州では唐辛子のことを「こしょう」とも呼ぶのだそう。ピーマンのような果肉の甘みとトウガラシのような辛さを併せ持つのが特徴です。

生産者の方からぼたんこしょうの特色や収穫方法について話を聞いたのち、早速ぼたんこしょうの収穫へ。

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皆さん、黙々とぼたんこしょうの収穫に取り組みます。気づけば、かごいっぱいのぼたんこしょうが収穫できました!

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収穫後は休憩も兼ねて採れたてのぼたんこしょうをみんなで実食!
火を通すことで、辛味も少し食べやすくなります。
まるごと焼いたぼたんこしょう以外にも、水で溶いた小麦粉に漬物とぼたんこしょうを加えて焼いた「せんべい焼き」もいただきました!参加者みんなで「からいからい!でも、おいしい!」と言いながら珍しい味を楽しみました。

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青空と緑に囲まれたぼたんこしょう畑で、採れたて野菜と郷土料理を食しながらゆったりとした時間を過ごす参加者たち。

ちなみにぼたんこしょうの収穫体験はモニターツアー企画の中でも、多くの参加者が「一番印象に残った」と回答した人気のイベントでした。

「実際に特産物を直にふれ、少ない時間でも収穫のお手伝いができた点は大変感無量です。東京でただデスクに向かって業務・作業や立案を振り絞るだけでは体現できない機会をいただき感謝です。」との参加者の声も聞かれました。

【ツアー3日目】中野市の魅力発信を考えるトークセッション&ワークショップ

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ツアー最終日は、「ZENYA」のプロデュースを手掛けた中野のプロモーションに精通したプロや関係人口づくりを担当する地域おこし協力隊とともに中野市の魅力や外部への発信方法について考えました。

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今回のツアーを通して感じたことや中野市やゲストハウスの活用方法・課題などを考え、各々発言する参加者たち。
「中野市って何も無いというけど、スキーの季節に拠点にするのに良さそう」「地域の学生と『ZENYA』を拠点に魅力を発見、見直す場にするのは?」「中野市の農産物をブランディングしてカフェで出してみたら?」など、参加者同士がアイデアを出し合いました。

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ワークショップ終了後には、「中野市が抱える課題も中野市で暮らすさまざまな人との会話を通して、しっかりと情報を得ることができた」と語る参加者も見られました。

実際にその土地に暮らす人たちや移住者の声を聞くことで、中野市での暮らしぶりや地方移住について生の情報を得られた参加者も多かったようです。


【参加者の声】モニターツアーに参加してよかったことは?

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[写真] 地域ガイドさんとともに中野市の街歩きへ。街の歴史や由来について学びました。

今回のモニターツアーは、移住や2拠点生活に関心を寄せている参加者が多く集まりました。実際にモニターツアーに参加して、よかったこと・印象に残ったことはどんなことだったのでしょうか?

自身の趣味が山登りのため、山が近く景色がいいところに移住したいと考えており、現地の事情や生の声が聞けると思い参加しました。地域おこし協力隊の方や移住者の方との交流がありがたかった。 1番参考になったことは固定資産税などの金銭的な部分が未知なので聞けて良かった。(夏至さん)
セラピストの仕事をつづけながら移住できる場所を探しています。実際に現地を見てみないと分からないと思い、参加しました。町の雰囲気、人の感じ、気候などについて、実際に話しを聞き、見ることで知ることができました。セラピストとしてお店をオープンして、実際に住んでみたいなと思いました。(あいさん)
二拠点生活にしろ移住にしろ、いずれも「仕事」とセットでしか実現しないと個人的には思っているので、これまで何からはじめようかなと手当たり次第オンラインイベントやウェビナーに参加したこともありました。しかし今回のツアーに参加して、自治体から仕事を頂くもよし、自治体と一緒に働くもよし(=地元の企業や東京の企業から仕事は頂く)色々オプションはありそうだなと思いました。(RMSさん)
ここ数年多拠点生活や(お試し)移住に興味があり、もともとの住民、移住者、観光客それぞれの目線でのリアルな情報や、現地での生活・ビジネスなどのヒントを得られればと思いました。生活の拠点のひとつにするかは別(諸々のタイミング次第)として、必ずまた訪れたいと思います。仕事などでの可能性も考えていきたいです。(NOSさん)
鬱屈とした状況下でより自分らしい生き方を模索したり、より良い企画提案を発案することは精神的に辛いと感じてきていた時、「ふっ」と2拠点・他拠点で活動できないかと思い検索したとことLIFULLさんのモニタリングツアーの企画を発見しました。リモートワーキングが「できる」ということは当たり前のことですが、副業として地方との取り組みや都心に居つつ地方での就業ができるという選択肢や可能性を少しイメージできました。(なるてぃさん)

これまで中野市についてまったく知らなかったという参加者の皆さん。しかし現地の人々とのふれあいを通して中野市の魅力を知り、ツアー終了後には移住や再訪を検討する方が多く見受けられました。今回のモニターツアーを通して、参加者それぞれが中野市の魅力を発見し、今後の暮らし方や地域との関わり方について考えるよいきっかけになったように感じられます。

「ZENYA」の公式ホームページはこちらです。体験ステイやコワーキングに興味のある方はぜひチェックしてみてください。https://zenya-nakano.city/

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