見出し画像

育児休暇を取ってわかること

私は4人の子供がいますが、上の子2人は妻の連れ子でした。結婚した時点で小学生と中学生だったこともあり、妻も専業で主婦になってもらったので、仕事が忙しくても、特に子育てに苦労した記憶はありません。

そんな私にも初めてのベイビーが訪れます。妻にとっては3人目、必要な物はあっという間に買い揃えられ、準備は万端。私はベイビーが生まれてくるのをゆっくり待つだけでした。
ベイビーが生まれたら仕事は毎日早く帰って、ゆっくり過ごしたいなー、などと思っていた私ですが、そもそも勤めている会社が実はブラック企業。
妻が妊娠したことから、出産が近づいていること、予定日、生まれると育児が大変なので担当しているプロジェクトは増員して欲しいなどなど、ずっと上司へコミュニケーションを取っていたにも関わらず、皮肉にも出産日から数ヶ月間の出張を言い渡されることになります。

ここで、さすがの私も堪忍袋の尾が切れ、退社まで見据えながら、育児休暇を取ることにしました。
ある種のストライキですね。結果的に異動で落ち着き、退職はしていません。

そんなこんなで、もともと育児休暇は取るつもりもなかったのですが、取ってみて初めてわかること、気づいたことを紹介します。主にこれから育児休暇を取ろうとしている男性や、初めてのベイビーが控える夫婦へ参考になるよう書いてみます。

まず、最初のベイビーはだいたい4ヶ月目くらいのタイミングで2ヶ月間の育児休暇を取りました。
生まれてしばらくはあまり子育てに関われていませんでしたが、どうやら赤ちゃんの世話が大変になるのはだいたい4〜5ヶ月目あたりからのようです。それまでの赤ちゃんは基本的に何もできません笑
お腹が空いたり、おむつが濡れたりすれば泣きこそしますが、普段は寝ているか、起きていてもおとなしいものです。
妻が子育て経験者だったこともありますが、夜のミルク攻撃による睡眠不足さえ対策ができるよう意識しておけば、慌ただしくも楽しく成長を見守れます。
そして、本当の戦いはここから...

5ヶ月目あたりから、寝返り、おすわり、ハイハイと、赤ちゃんの能力は一気に開花します。さらに自我が芽生えはじめ、気に食わないことがあると泣くようになるのです。それは、だっこのポジションが悪かったり、近くのボールに手が届かなかったり、予期せぬところで起こります。赤ちゃんが動き始めるので目が離せないプレッシャーと、泣き声の精神攻撃は、あっという間に私たちの体力を奪います。毎日くたくたです。仕事などやる気すら起きません。

もし、親など子育てに協力してくれる人がいないのであれば、この時期は全力で育児をしてください。休暇を取れるタイミングが限られているのであれば、間違いなくこのタイミングをおすすめします。というより、初めてのベイビーであればこの時期の休暇は必須でしょう。
また、この時期は離乳食も始まりますが、調理は大変です。無理して作ることは諦め、初めからレトルト離乳食に頼りきるくらいの気持ちの方が良いです。
育児で一番活躍した家電はウォーターサーバーでした。我が家ではプレミアムウォーターを選びましたが、お湯と水がいつでも出せるウォーターサーバーは最高に頼もしい存在です。もし、ケトルや鍋でお湯を沸かそうとしていたら、きっと気が狂います。ウォーターサーバーを設置することも検討してみてください。
そして、いつのまにかたっちができ始める時期になります。その頃には、ミルクや離乳食の回数も減ってきて、少しずつ育児が楽になってきます。育児休暇が終わっていたとしても、本格的に仕事に取り組めるのはこのあたりからでしょう。

2人目のベイビーは年子でした。私は1人目でとても大変だったにも関わらず、想像力が乏しかったので、安易に育児休暇期間は1ヶ月に減らしてしまいます。

赤ちゃんが2人いるということがどういうことか、育児経験者にはわかると思いますが、例えるならゴジラとキングギドラが街で暴れているようなものです。この場合、ゴジラとキングギドラは戦いません、両方ともまとめて人間に襲いかかって来るイメージです。

2人目が1人目とどれくらい歳が離れているかによると思いますが、年子のように近ければ育児休暇は出産後すぐ取る方が良いと思います。そして、休暇を取る場合は1人目より長くとりましょう。基本的にやることは1人目と同じなのですが、体力の消費量はケタ違いに多いので、1人目のようにはできませんでした。2人目だからと、たかをくくるのは禁物です。

また、生まれてくる時期によっても乾燥や汗、冷えなど注意点が違うので、しっかりとたまひよを読んで勉強しておきましょう。楽天マガジンのような雑誌のサブスクをしていれば、好きな時にタイムリーな情報を手に入れることができます。

描き始めると無限に書いてしまいそうだったので、今回はこのあたりにしておきます。特に重要なところに絞って書いたつもりですが、本当は妻との衝突や、育児性の違い、金銭問題など、ベイビー以外にも多くの問題が発生します。大切なことは、よく寝て、よく会話し、妻と共に乗り越えることだと思いました。成長するのは子供だけではありません、育児を通して親も一緒に成長していきます。

休暇を取り、育児に専念してわかったことは、育児を通して家族と一緒に成長することに、楽しさと充実感を感じるということと、ベイビーと共に過ごす時間は貴重だということです。休暇を取るか悩んでいる方がいれば、無理矢理にでも取ることを、強く強くオススメ致します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?