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明るくないから、逃げていい。柔らかな心と万能感について

春っていうのは、将来の妄想(=未来の希望)にもふけってしまう反面

過去の色々も思い起こすことも多い季節です。

そういう過去のあれこれ(トラウマ的な)というと、よく行うのは「明るくしましょう」手法です。でも、正直、効かない場合もあります。

手法や「べき」に支配されず、人をしっかり「観る」大切さについてお伝えします。

私も人を支援する仕事として、「もっとお役に立ちたい」と色々な手法を学び資格も取りました。

そんな中で(実際の手法の名前は伏せますが)辛い過去に焦点をあてる時に

「では、その場面の照度を上げてみましょう」

という手法なども学びました。そして、先日、話の流れで私がそれを「受ける側」になりました。

辛かった過去の情景を思い出し、照度を少しづつアップしていく。そして、じわじわと胸に迫ってきた感覚は

「怖い!!」

の一言でした。

それは部屋の中で父が暴れている時。私は10歳頃でしょうか。たしか午後で部屋の中は薄暗い感じでした。照度を上げるほど「怖い」

それは、「外に逃げ出せない」感覚でした。

つまりは、室内が明るい=戸外が暗い=夜=「外に逃げ出せない」でした。

正直に、その感覚を伝えた時に、相手はしっかりと私の感覚を受けとめてくれました。

「やり方が間違っているからもう一度」とか「あなたの感覚がちょっとずれていないかな」なんてことはなく、ただただ「家の中が薄暗い方が、外に逃げ出せるから安心なのね」と。

そう言われた時に、やっと心を満たしていた恐怖が収まり始めました。

時として、手法をもってしまうと「万能感」にかられます。そして、相手を救おうとするお気持ちが強い方ほど、そういう手法を多々習得し、使い、相手を「救おう」とする傾向があるように思います。

しかし、「万能」ではない。

心はそんなに簡単じゃない。多種多様な糸があちこち絡み合っていて、他人にも、自分にもどうしようもない時があります。

そういう時に、どう「いる」ことができるか。そのまま、相手を観れるかどうか、が試される時です。

私自身も、対人支援するものとして、自らも戒める機会となりました。

世の中、なかなかすっきりといかないです。

春。新しい世界は希望に満ちながらも、辛く暗い時もあるから。頑張るのも大切だけど、冷たく明るくない所からは、一時避難してもいい。

あなたが生き延びれば、いつか本当のひなたの明るい道に出られます。

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