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光合成細菌をつくるよ③温泉水だけで培養してみる

先々回の記事で温泉水で培養した光合成細菌が爆速でできたという体験をしました。

自分の考察では、光合成細菌のエサになる硫化水素が含まれているからなのでは?と思ったので、次の実験をしてみました。

温泉水だけで培養したらどうなる?

エサを入れずに温泉水だけで培養したらどうなるのか。ということで、ちょっと遠出をしまして湯屋温泉の飲泉場へ来ました。

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地域の方が管理されているそうです。お賽銭箱にありがとうだよのキモチを。

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ご丁寧にじょうごが準備されていました。^^

こちらの温泉を選んだ理由は、光合成細菌のエサになる硫化水素が含まれているのはもちろん、炭酸泉なので光合成細菌が好きな(炭酸)ガスが含まれていて最強なんじゃないかという理由です。なんとこちらの温泉、日本一の炭酸量なんだとか。

詳しくはWiki先生をご参照ください

培養してみた

光合成細菌1に対して温泉水1、半々にしてから1時後↓

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!?!?

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黒くなってしまいました!

培養失敗かと思われましたが、調べたところ鉄分が多いと色が黒くなるそう。

たしかに湯屋温泉は二価鉄イオンの含有量が1kg中27.5mgと多めでした。

黒くても使用には問題はないそうですが、赤の濃さで培養の進み具合をチェックするので、黒くなっちゃったら分かりづらいなぁと思っていましたが…

培養から4日後

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黒が消えた^^

無事に黒色が消えました。
そして、やっぱり爆速で培養が進んでいました。温泉水にはたくさんのミネラル成分も入っているので微生物さんにもよさげ。

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おまけの実験

3種類とも同じ日に温泉水で培養したものです。(洗濯物たちが映っているね。笑)

左から

①光合成細菌1:温泉水1
②光合成細菌1:温泉水2
③光合成細菌1:温泉水2(+エビオス2錠)

光合成細菌1:温泉水1で培養するのが良さげ。^^

過信も不信もしたくないので

光合成細菌は微生物資材としてお店でも売られていて、実際に使っている農家さんもたくさんみえ、その効果も実証されています。

なのですが、本やネットで見たり聞いたりしたことを過信も不信もせず、自分で確かめてから使うかどうかを決めるのが好きなタチなので、実際に畑に試験区を設けて光合成細菌を使った栽培区とそうじゃない区で植物さんの生長の違いや色味、食味など比較してみたいと思います。^^

またご覧いただけると幸いです。

2021/11/30 実際に試験区を作って観察してみました!


#光合成細菌  #微生物資材 #炭酸泉 #湯屋温泉 #温泉

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