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「たくさんの初めてにチャレンジする後押し・勢い」を提供するフェスすごいなぁ〜勝手に感じたGreatLuckFes2024(グレートラックフェス)の価値〜

はじめに

私が捉えたいように捉えたGreatLuckFes2024(グレートラックフェス)に「2Day(テント泊)参加」する中で、特に印象に残ったことについて書きます。

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一番印象に残ったこと

一番は、こちら。

へ!?テント?なんのこっちゃ?

と思われたでしょう。

そう、このテントなんです。

どういうことかと言いますと、LINEのオープンチャットやXなどに流れている情報を見ると、けっこうな数のアウトドア初心者の人たちが初めてテントを借りて参加します!といった投稿をされていたのです。

自然の中でテントで過ごすといった経験をまだやったことがないように思えるたくさんの人たちにこのチャレンジをさせた、その魅力があるフェスを企画した、それだけの会いたい参加したいと思わせたTolandVlogや関係者のみなさんがすごいなと思ったわけです。

きっとそこにはたくさんの助け合いもあったことでしょう。助けてもらう安心感、心強さ。そして、きっと誰かが困っていたらそうしようと思わせる、溢れる感謝。

恩送りの起点をつくり出したこと
当人としては勇気を出してチャレンジできたこと
山の中でのテント泊という、広義で捉えれば自然とつながる暮らし体験に通ずる体験をできたこと

親子連れの方も多数来ていたようで、親子の共通体験として、広義でいう「生きる力」の醸成につながっていたように思うのです。

かくいう私自身はレンタルテントに間に合わずホテルを取っていたのですが、たまたま別のコミュニティでつながっている方が同じフェスに参加することを知り、有難いことにテント一式を貸してくれたので、同様の経験を積むことができました。また、その方と互いに感じたことをアウトプットしあえたことで体験の質が変わったので、ダブルの意味でとても感謝しています。

そもそも私がこのあたりの経験を積むことにフォーカスがあるため、これが特に印象的となりましたが、他にも初めて出店してみることで成長の機会になった人もいることでしょう。初めて会った人と喜びを分かち合える体験を初めてできた人もいるでしょう。初めて音楽フェスで騒いだ人もいるでしょう。

また、8月末に4日間に及ぶ「いのちの祭り」に参加する中で感じた「祭りの中で暮らす」体験に通ずるものをグレフェスから感じました。

会場設営などの事前準備から参画できる通しチケットの人たちにとっては、よりその感覚を感じられたのではないでしょうか。

たくさんの人が、優しさに包まれた様々な「初めて」を体験できたのがこのフェスだったのではないでしょうか。

このフェスの発起人であり、これまで必死のパッチでフェスを続けてきた音楽バンドGreen WorldのTAKAさんは、繰り返し、「1人1人が今回のフェスが終わった明日から●●できるように」といったニュアンスのメッセージを伝えていました。

このフェスの中で振る舞えたこと、受け取れたことを非日常のままにするのではなく、日常化していくように。そんな企画者の意図も感じられました。

フェス終了後も、オープンチャットの中では、感謝の投稿で溢れたり、どんな善意を受け取ったかの投稿があったり、関東で、関西で、交流会をやりましょう、という投稿も見かけました。

こうしてできた繋がりも実践をサポートしてくれることでしょう。

人によっては、輝かしい体験の光によって日常の中に影と感じられる部分が増えて葛藤が強くなる人もいるかもしれません。でも、それすらも大切なプロセスとして求める気持ちが強くなるスパイスになることでしょう。

そういった様々な方向へ波紋が広がる機会を全力投球でつくりあげた関係者の方々へリスペクトの念が芽生えています。そして、当日全力で楽しんだ方々のエネルギーも他の方の素晴らしい体験に好影響を及ぼしているように思うと、その方々へも感謝の気持ちが湧きます。

終始、あたたかみを感じる、とても居心地がいいフェスでございました。

その他、印象に残ったこと・反省などをつらつらと

1行シリーズ

・ソロシンガーSpinna B-ILLさんの歌声すごかったなぁ

・鹿肉、おむすび、カレーおいしかったなぁ(要は食べたもの全部w)

・こどもたちが広い会場内を走り回っている姿がよかったなぁ

・各種トークライブを聴いている方々の集中力、聴く姿勢が素晴らしかったなぁ

・出会いについて 自分の傾向

立ち止まり、じっくり話をするという意味での新しい出会いが生まれたのは全員Ancient Natureエリアの方達だったなぁ。(自分にとって自然と居心地がよかったのがそのエリアだから、そうなったのかな)あと、やっぱり基本的に自分からどんどん話しかけたり、つながろうとする傾向が低いのが私だなぁ。たまたま近くにいる、とかそういうところからつながる出会いが好きなんだよなぁ。

・反省 会場のある自然へ想いを馳せることが及ばなかった

今回来日されたモンゴルのシャーマンの方が、会場となった山、近くの川などに祈りを捧げることの重要性について語っていた、と他の参加者のコメントで知りました。いのちの祭りの際にはそこに意識が及んでいたのに、今回のフェスで個人的にも祈る機会はありましたが、周囲の自然などに及んでいませんでした。このことは大きな反省です。まだまだ、そういったレンズ・想いを馳せる想像力が育っていないのだな。

※ちなみに今回の会場の最寄りの川は桂川といい、

『その源を丹波高原佐々里峠に発し、亀岡盆地、保津峡を抜け嵐山にて京都盆地へ流れ込み、京都府・大阪府境付近で宇治川、木津川と共に淀川へと合流する流域面積1,100km2、幹川流路延長114kmの一級河川』

だそうです。

山についてはいまいち分からず、以下の黒尾山が最寄りなのかな?と思っています。

・当初の宿泊予定が大幅にアップグレードし、最高の滞在ができた

フェスが開催される1週間前には、1日目は電車で遠目のホテル(そこしか予約できなかった)に行く&2日目は帰る(しかないかなと思っていた)予定が、その後偶然が重なり、1日目はテント泊ができたり貸してくれた人と深く語り合えてフェス体験の質が高まったり、2日目はその数週間前に知り合った素敵な友人からフェス会場に近くに住んでいるというメッセージが入って彼の家にお邪魔できることになり、温泉にも入れて体験のシェアもできたり・彼とパートナーが日々している農と共にある生活を垣間見ることもできて、結果として想定以上の一番最高の体験となりました。

この写真は彼の家で撮ったもの。
ピーナッツかぼちゃを切る所作が美しくて思わず撮ってしまいました。

さいごに

企画・準備・運営・撤収はそれはそれは大変だったと思いますが、似たコンセプトのこのくらいの規模感のフェス・祭りが至るところで起こることで、共通体験をする人が増えることは、これからますます重要になってくると感じます。

どんな規模で以って「小さい」とするかは別ですが、小さな「暮らせる祭り・フェス」がたくさん開催されていくといいなぁ。

(毎週のように続いている祭りや村づくりに触れる体験も踏まえて、「じゃぁ、私はどうする?どうしたい?」という問いも引き続き持ちつつ。)


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