LIVE!LOVE!SING!

Live!Love!Sing!
生きて愛して歌うこと

マジで観てよかったと思う作品。
3.11で故郷を離れた主人公らがタイムカプセルを掘りに福島にある小学校を目指すロードムービー。
避難区域でロケした映画は初めて観たけど、あんなんなってんのね。
「お前が被爆したら良かったのに」といった被災者ならではのジョークにほっこりしつつも、途中出てくる歌「GIGつもり」の矛先と歌詞の鋭さはゾッとした。

主人公らが皆苦しんで来たとわかる場面はもう落涙。美談にしてないのが良い。

そして彼らがまた一つ大人になったとわかるラストでまた涙。良い映画でした!

これ円盤化されてないですよね?

また観たいなぁ。

僕は生まれは神戸市の長田区なんですね。
3,4才頃には引っ越したのでそこで育った記憶はないんですけど。
僕の家は離れていたのですが、阪神淡路大震災の日、朝起きたら兄が学校で作った粘土の人形?が倒れて砕けてたのは覚えてます。

両親と一緒に被災地に行った時、曇り空と周りの景色が同じ灰色だったことも。

火事で燃えたビルの階段の手すりを触ったら手にすすがついてたっけな。

幸い祖父母の家は壁にヒビが入った程度で済み無事でした。

今では祖父母も他界し、長田に行く事はあまりないですが、神戸も復興して賑やかになってます。

新長田駅から商店街を抜けた先に建てられたパステルカラーの家々に昭和の面影はありません。
駅前の商店街と比べると雰囲気が違います。

営みが戻ってるのは良いことだと思いますが、僕にはあの灰色がやっぱり忘れられない。

伝え残す記憶もさして無いんですけどね。


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