生きていくことが楽しみな社会の実現/生きる場所をともにつくる

自分は何をしたいのか?ということをずっと考えていて、最近ようやっと言語化出来てきたので、一旦整理してみました。

Vision
「生きていくことが楽しみな社会の実現」
環境破壊、人口減少、少子高齢化、子どもの貧困・・・なんだか嫌になるニュースばかりで、これから自分はどう生きていったらよいのか迷っている人も多いのではないでしょうか。社会全体が行き詰まり感を出しているなかで、今の生活を続けていいのか、と。だからといって、何をすればよいのかわからない。もしかしたら何もしなくてもいいのかもしれない。心に突っかかりがあって気持ち悪い。とにかくなぜだか、日々にワクワクしない。
 ひとつの原因として、生きている実感を感じにくいということがあると思います。生きている実感というのは、人の役に立ったり、感謝されたり、自分を表現したり、自然との繋がりを感じたり。そういった、人間が本来的に持っている欲求が満たされる瞬間の積み重ねと考えると、現代社会はその機会が極端に少ないのではないでしょうか。働く理由も見いだせない、自分をさらけだせる友達もいない、ひいては存在価値がわからない。なんだか生きづらい。
 もっと、生きるということが楽しみになるような社会にしたい。「週末の買い物が楽しみ」とか「仕事帰りの晩酌が楽しみ」とか、そういったモノやコトにより心を充足するには限界があります。受けたダメージの方が強すぎて癒しきれません。何があったとしても自分が自分でいる限り(Being)、未来に期待や希望が持てる社会こそが本当の意味で人生を充実させるのではないでしょうか。 
 「生きていくことが楽しみな社会」に必要なこととは。
一、自分の存在が根ざす場所
一、様々なヒトと交わる機会
一、自分たちで社会をつくっていけるという期待

Mision
「生きる場所をともにつくる」
私は、自分の家から気軽に行ける範囲に、自分と深くかかわっている人や場所がどれだけ存在しているかが、その人の生活の質を大きく左右すると思っています。特に裏を取ったりした訳ではないのですが、たぶん人間って近くに自分が頼れる人や場所があることで安心して力強く生きていけるんです。そう信じています。なので、場所という地域性にこだわります。
 また、そういった関わりをもつ人や場所と何かをつくりあげる行為ってものすごく面白いしワクワクすることだと思っています。自分たちのより良い暮らしや未来のために必要だと思うことを、自分たちで考えて実行する。しかもそれがカタチとなれば、社会に参画している実感にも繋がる。社会における自分の存在価値も見出せる(本当は何もしなくても全員存在価値あると思ってますが)。


ということで、今新しい事業を考えています。候補としては、「音声×まちづくり」です。音声を活用して、オンライン上に仮想のまちをつくり、それをオフラインと重ね合わせることで新たな協働プラットフォームを生み出せないかなと考えています。現時点では、地域メディアの音声版みたいなイメージですかね。地域で暮らす・働く人々(個人・法人)の音声を掲載し、まちの想いとして表出させる。壁で仕切られていた顔の見えないご近所さんが、リアルな質感を持った身近なご近所さんへと変わる。無機質なまちが生き物に変容し、生き生きとしたまちのイメージが新たに形成される。このまちのイメージが人々に行動を促す。みたいな。インターネットラジオの仕組みを使って、リアルでは収録スタジオ兼カフェ、オンラインで音声配信みたいなこともやりたい。ぜんぜん固まってないですが。

収益化のイメージとしては、法人から頂くプラットフォームの利用料金+集まった地域の声を自社で事業化することを考えています。あくまでプラットフォームであり、私の預かり知らぬところでどんどんコミュニティビジネスが生まれていくことを望んでいるので、そのうちのいくつかを自社で手がけられたらいいなと思っています。「ともにつくる」の「ともに」は、with 自社という意味もありますが、All together without 自社という意味もあります。自社はプラットフォーマー兼たまにプレイヤーという立ち位置で、創発を生み出す仕組みをつくっていけたらと思います。



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